PCでプレイしている人が多いであろうMMOだが、最近はまた家庭用ゲーム機への移植も目にするようになった。
しかし、ユーザー層・求められているものが違うであろうゲーム機で、ベタ移植のみしたところで受け入れられるのだろうか?

現行機では、「ファイナルファンタジー11」「エンジェルラブオンライン」「大航海時代Online」といった、主にPCでプレイしているユーザーが多いMMOが家庭用ゲーム機にも移植されている。
つい先日発売したばかりの「大航海時代Online」は単純に販売本数だけを見れば、けっして上出来と言える数ではない。
問題はプレイを始めたユーザーが、どれだけの期間課金してくれるかである。
MMOはチャットツールとして見れば、大変優れた内容の物もあるが、最大の欠点は「時間がかかる」という事。
一つのクエスト・イベントを進めるためにかかる時間が、オフラインゲームとは比べ物にならないほどかかる。
また、そこに他プレイヤーと一緒に遊ぶ事も関わってくるため、一度パーティを組むと抜けにくいという印象を持っているユーザーは多い。
そういうのが嫌でMMOをやめた、または避けている人はいるだろう。
そんなゲームが家庭用ゲーム機で発売したところで、どれだけの人が遊びたいと思うだろうか?

ゲーム機はPCとは違い、チャットに必要なキーボードやマイクといった付属品が標準で付いていない。
そのためこれらを購入する必要も出てくる。
さらに中には金を支払ってソフトを購入、その後も毎月課金しないと続けられないゲームもある。
初期投資さえ何とかなれば、あとは毎月1000円〜2000円ほどでゲームが遊べると思えば安いものだが、社会人にすれば一ヶ月丸々ゲームを遊ぶ時間などない。
そうなると一ヶ月に遊ぶ時間を計算して、月額払うのはもったいないという結論に至る人だっている。
基本料金無料というMMOも多いが、基本料金を課金制にするのであれば、本来理想的な形としてはアーケードゲームのように、プレイしたい時にお金を入れて遊ぶという形ではないだろうか。
もちろん月単位でのプレイチケットも併売した上で、1日単位のチケットも売り出せばもう少し遊びやすい印象を持たれる。
あくまでこの課金形態は1つの例ではあるが、家庭用ゲーム機で本格的にユーザーを集めるつもりなのであれば、そういった入りやすさも考慮する必要性を感じる。

もっとも一番良いのは、初期投資やら月額など気にならないほど面白いと思わせるゲームを作る事だが……。
今のMMOの作り手にはそこまでの期待は持てない。

(編集部:林 裕之)

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