2008年度の入場者数は過去最高。世界的な不況など「どこ吹く風」とばかりに東京ディズニーリゾートが好調だ。なぜディズニーだけは、一人まるで異次元にでも存在しているかのように人気を集めているのだろうか。

日本最大級のショッピングセンター


とりあえず、どれだけディズニーがすごいか。日経MJ新聞4月27日号によれば、
・飲食・物品売上高は1550億円で日本一
  /第二位が松坂屋名古屋店で1231億円
・年間入場者数は2722万人
  /第二位はプロ野球で2164万人
・マーケットシェアは2868億円で44.6%
  /第二位はUSJで731億円
・累計入場者数は4億6366万人
  /第二位は上野動物園で3億3497万人


いずれも2位を大きく引き離しており、まさにケタはずれの強さといっていいだろう。しかも、すでに開業以来25年が経っているにも関わらずである。オープンして四半世紀を過ぎてもまだ、ディズニーの魅力は不変というわけだ。これを日経MJ紙では『モンスター』と称しているが、確かにディズニーに匹敵するような集客施設は日本には他にない。


三つのマジックワード『6年・5時間・4分間』


4月15日、新しくお目見えとなったアトラクションがある。その「モンスターズ・インク”ライド&ゴーシーク!”」の元となる映画が公開されたのは2002年のこと。この映画の大ヒットを受けて、ディズニーは新しいアトラクションの準備に入った。


ディズニーでは「大きなアトラクションは約『6年』前から準備する(日経MJ新聞2009年4月27日1面)」らしい。ここで注意すべきはあくまでも『6年前から準備する』のであって、6年先を読むのでは決してないということだ。どういう意味か。


ディズニーは6年後の世の中を予測して動いているのではない。予測などというあやふやなものに頼るのではなく、計画したアトラクションが6年後に「確実に」大人気となるよう仕込むわけだ。その仕込みにかける投資額は約100億円にもなる。



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