3日に行われたプレミアリーグの試合で、2位リヴァプールはホームにニューカッスルを迎え、3−0で勝利。首位マンチェスター・ユナイテッドとの差を再び3ポイントに詰めた。ニューカッスルは18位のままで、2部降格の危機はますます深まった。

リヴァプールは主将のジェラードがケガから復帰、しかし、ハムストリングに違和感があったとしてトーレスはスタンド観戦となった。代わりにトップに入ったカイトが大活躍で、前半にベナユンのゴールをアシストすると、自らもダイビングヘッドで2点目で試合を決定づけた。リヴァプールは終盤にも途中出場のルーカスがジェラードのFKからネットを揺らした。

これで勝ち点を77に伸ばしたリヴァプールは首位マンチェスター・ユナイテッドとは3ポイント差。残りは3試合となった。

ラファ・ベニーテス監督は試合後、「この勝利にはたくさんのポジティブな面があったね。もっとゴールを決めてもよかった。これで再び勝ち点差を詰めたから、このまま頑張るよ。ユナイテッドはいいチームだし、あと2回ミスをおかしてもらわないといけないが。今も彼らがミスをおかして、追いつけると信じている。我々はとにかくこのまま全試合に勝ち続け、彼らにプレッシャーをかけることだ」と話した。

なお、ニューカッスルの問題児ジョーイ・バートンは1月28日以来の復帰となった試合で、シャビ・アロンソへの悪質なタックルで一発退場となった。

アラン・シアラー監督は試合後、バートンについて「彼は謝罪したよ。これで今シーズンの残りは出場停止になる。彼を信頼して起用したのに、裏切られたよ」とがっかりだった。

また、降格の危機については、「時間はないが、まだ大事なホームゲームが2試合残っている。それが我々の運命を決めるだろう。(同じく降格圏の)ミドルズブラとの試合で負けたほうが厳しい立場に置かれる。だが、ホームの2試合で結果を出せると信じているよ」と話した。

もう1試合ではエヴァトンがアウェイでサンダーランドと多支援、ピーナールとフライニのゴールで2−0で勝利。これで勝ち点を56に伸ばし、アストン・ヴィラをかわして5位に浮上した。