インテルのジョゼ・モウリーニョ監督は、0−1で敗れたナポリ戦を落ち着きながら振り返った。「スコアレスドローの試合だったが、このような結果になってしまった。しかし2位とは7ポイント差だから、スクデットを獲得するには残り5試合で3勝すればいい」

「典型的なスコアレスドローの試合だった。われわれは後半になって試合の主導権を失い、その時間帯で素晴らしいゴールを決められてしまった。ナポリがそうだったが、勝つには少しの運が必要だ。彼らは、勝利に対する欲望とずる賢さでインテルを上回った」

「このような結果に終わったが、われわれは怒るよりも落ち着くことが先だ。反省は必要だが、優勝するために必要な9ポイントを、いかに獲得できるか考えたい。残り5試合で3勝すればいいわけだし、なにより3試合のホームゲームが残っている」

「バロテッリ? インテルは試合開始から5回続けてファウルを受けたが、そのすべてがバロテッリに対してだった。だからハーフタイムに審判にこう言ったんだ。このままいけば、苛立ったマリオがイエローカードを受けるんじゃないかってね。そして実際にその通りになった。成熟した選手でさえ、連続でファウルを受けたら怒ってしまうはず。若いマリオがピッチ上で保護してもらえなければ、こうなることは目に見えていた。この警告によって、マリオは次の試合を出場停止で欠場する。われわれにとって何もいいことはない」

ナポリ 1−0 インテル

得点者:サラジェタ(73分)

ナポリ(3−5−2):ナバーロ;サンタクローチェ、コンティーニ、アロニカ;モンテルビーノ、ブラージ、アモディオ(88分ボリアチーノ)、ハムシク、マンニーニ;ラベッシ(83分ダトロ)、デニス(62分サラジェタ)
(控え:ブッチ、グラーバ、パツィエンツァ、ルッソット) 監督:ドナドーニ
警告:アモディオ

インテル(4−3−1−2):J・セーザル;サネッティ、コルドバ、サムエル、キブ(81分マクスウェル);カンビアッソ、ヴィエラ(74分クルス)、スタンコビッチ;フィーゴ(69分マンシーニ);イブラヒモビッチ、バロテッリ
(控え:トルド、ブルディッソ、マテラッツィ、サントン) 監督:モウリーニョ
警告:ヴィエラ、クルス、バロテッリ、スタンコビッチ