ユベントスのクラウディオ・ラニエリ監督は、「われわれもカンナバーロの年齢について協議したが、キエッリーニ、ブッフォンとともにイタリア代表の守備陣を形成できるチャンスは失いたくない」、「リッピやコンテがユーベに? 本当の話ではないし、わたしは自分の仕事を続けるだけ」と話した。

視界を遮る暗雲は、すぐに晴れそうもない。しかしユベントスのクラウディオ・ラニエリ監督は、未来のことを考えず、残された試合に集中している。ここにきてファビオ・カンナバーロの復帰が有力となったが、ラニエリはジョルジュ・キエッリーニとジャンルイジ・ブッフォンとのイタリア代表の守備陣を、ユーベでも形成しようと考えているようだ。しかし話題がリッピのことになると、それまで穏やかだった口調が一転し、激しいものへと変わってしまった。

◆将来
「リッピ? コンテ? 最近、クラブがそのような将来の計画を立てていると誰かが煽っているようだが、本当の話ではない。リッピの復帰を望む人がいるようだが、わたしには興味のない話だ。わたしが心配しているのは、自分の仕事がうまく行くかどうかだ。わたしは自分のチームを作っていくだけで、もしリッピやコンテ、もしくは他の誰かが来るというのなら、それはクラブがわたしの仕事に満足しなかったという意味になる。わたしは自分たちの目標に向かって進むだけだ」

◆カンバーロ
「2年前だったら多額の移籍金が必要だったが、いまのカンナバーロなら移籍金が発生しない。しかもアズーリでは、キエッリーニやブッフォンとともに守備陣を形成してワールドカップ出場を目指している。まだ本人とは何も話していないが、クラブには獲得していいと伝えた。ジエゴ? いい選手だと思う。わたしがユーベにやってきた2年前からそう言っているよ」

◆コッパ・イタリア
「モウリーニョが決勝で戦いたいって? わたしも決勝に進みたいと思っている。しかし、まずはラツィオを準決勝で倒さないといけない(アウェーでの第1戦は1−2で敗戦)。われわれはコッパ・イタリアの優勝を目標にしているから、何としても達成したい。ラツィオ? ローマとのダービーやジェノア戦を見たが、状態はいいようだ。ジェノア戦では劣勢だったが、勝利という結果を残している」

◆コンディション
「ラツィオ戦にアマウリは招集しなかった。彼はもう少し練習を積まないといけない。トレゼゲは副鼻腔炎にかかっているが、今日(21日)の練習に参加したし、また明日にもプレーできるかどうか確認する。マルキジオは問題ない。ネドベドはひざに問題を抱えているが、今日の練習はすべてこなしている」