ドラマの大ヒットで“花男旋風”とも呼ばれる現象を巻き起こした「花より男子」。韓国版テレビドラマの日本での放送も開始され、再び注目が集まっている。ストーリーをざっとおさらいしておこう。

 主人公「牧野つくし」は玉の輿を願う母のために資産家の子息ばかりが集まる「英徳学園」に入学。一般庶民である自分が身を置く世界とのあまりの違いに衝撃を受け、ひたすら目立たないよう過ごしていた。そんな中、友人が学園を仕切る4人組“F4”のリーダー「道明寺司」に目をつけられてしまい、その友人をかばったことから“赤紙”を貼られてしまう。赤紙はF4公認のいじめのターゲットとして選ばれた証だった。学校中を敵に回し、つくしの戦いが始まる。

 どんな嫌がらせにも屈しないつくしに、道明寺は少しずつ惹かれていった。道明寺は度重なる勘違いと傲慢な性格からつくしが自分のことを好きだと思い込んでいるのだ。当のつくしは危機を救ってくれたF4メンバー「花沢類」に思いを寄せているのだが、類は初恋の女性「藤堂静」を追いフランスへ旅立った。つくしの思いを知ってか知らずか、道明寺は感情のおもむくままにその距離を縮めようとする。

 そこに現れたのが幼少期に道明寺に傷つけられた「三条桜子」。桜子は策を用いてつくしを陥れるも、道明寺が窮地を救った。少しずつ近づくつくしと道明寺。そんな中、類がフランスから帰国した。つくしは類への思いを断ち切れないまま代議士の息子でありつつも独立を願う「天草清之介」や道明寺に恨みを持つ「織部順平」、道明寺の母「楓」が決めた婚約者「大河原滋」らと出会い、自らに芽生えた道明寺への思いと真剣に向き合うようになる。

 その裏で楓は息子とつくしを引き裂く準備を着実に進めていた。つくしの友人である「松岡優紀」「青池和也」の父の会社に手を回し、クビ同様の扱いに。撤回の条件はつくしが道明寺家との縁を切ること。それを飲んだつくしは、はじめて道明寺を好きだと自覚した。失意の中つくしは道明寺に別れを告げ、仲間の前からも姿を消す。

 類が偶然見ていたテレビでつくしを発見、道明寺とともに迎えに行く。道明寺への想いを封じ込めたつくしを元気づけようと滋らが合コンを企画。そこで知り合った道明寺に瓜二つの「国沢亜門」との交流でつくしは自分の気持ちを偽らない決心をする。

 つくしと道明寺が晴れてつきあうこととなったのはコミックス27巻。しかしその後も順風満帆とはいかず、少女漫画ならではの行きつ戻りつがあるのだ。最終的には道明寺は事業を継ぐためにアメリカへ旅立ち、つくしは4年後の帰国を日本で待つこととなる。一応の、ハッピーエンドだ。

 連載開始当初は“一般庶民”であったつくしだが、度重なる父のリストラや転職により極貧少女に。一方の道明寺は世界有数の大財閥の息子である。身分違いの恋、少女漫画では実にありふれたモチーフだが、ただのシンデレラストーリーでは発行部数日本一の少女漫画となることはできない。3分でわかる花男、中編では多くの女性を魅了した奇跡の恋について掘り下げてみる。

(編集部:三浦ヨーコ)


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