テレビ朝日系列のサッカー情報番組『やべっちF.C.』(12日放送分)では、“新旧10番対談”と題し、元日本代表・名波浩と現日本代表のキーマン・中村俊輔による対談が行われた。

98年2月、日本代表に初招集された俊輔は、オーストラリアキャンプで名波と初対面を果たした。当時を振り返って、「どうだったんですか?名波さんからして俺は」と尋ねる俊輔に、名波は「オマエはすごかったよ。何がすごいって、1対1やったの覚えてる?」と感慨深そうに切り出した。

だが、俊輔が「全部覚えてます」といいながらも、名波は「あれでお前はみんなをチンチンにしてた」と衝撃の告白。A代表合宿に初めて参加をした19歳のルーキーが、当時の代表メンバーを1対1で圧倒していたというのだ。

「秋田(豊)なんか帰りのバスの中、その話題だけだもん」と語る名波は、「俊輔はその時よかったからメディアに囲まれて、俺達先にバス乗って“先に帰るぞ”って言ってる時に、みんなが“アイツ何なの”って」と続けた。

すると、「それはもっと早く言ってほしかった。自信にしてよかった。19歳で行ったのがよかったですね。色んなもの吸収して・・・。でも、僕もいっぱい(ノートに)書いてますよ。名波さんのこと」と語り始めた俊輔は、「名波さんのワンタッチ目が読めなくて、あと、山口さんもそうなんですけど。何気ないパスなんだけど、わざとゆっくり出してんのかなとか考えてみたり」と絶賛。俊輔から自分のプレーを手本にしていたことを聞かされた名波は「嬉しいね。10年以上経ってからこんなこと言われたらさ」と笑顔を見せた。