全国初、「重力ピエロ」原作本持参で映画割引キャンペーン

　5月23日（土）より全国公開される映画「重力ピエロ」が原作本持参割引キャンペーンを行うことが決定した。

　本作は、伊坂幸太郎の同名小説を原作にした、家族の愛と事件の謎を追う物語。数々のヒットを産み続ける伊坂作品の中でも「重力ピエロ」は第 129回直木賞候補に選ばれるなど代表的な作品であり、その難解なストーリー展開から映像化不可能とされていた。今回、2000年の監督デビュー作、窪塚洋介主演「Laundry」で圧倒的な映像美を見せ、「サンダンス・NHK国際映像作家賞・日本部門」を受賞した森淳一監督が作品の世界観を損なうことなく見事に完成させた。加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香、吉高由里子といった個性あふれるキャストにも注目が集まっている。

　今回、原作本「重力ピエロ」（新潮社刊）を劇場に持参すると当日窓口料金が一般で200円、学生で100円割引になる。（単行本・文庫本どちらも割引対象。他の割引制度との併用は不可）全国公開規模の映画では初の試みであり、原作ファンに嬉しいキャンペーンだ。

　また、15日には本作の舞台となった仙台でプレミアムイベントが開催され、ゲストに主演の加瀬亮が登場。2,000人の観客が集まる中、宮城名産ジャンボ笹かまが披露されるなど賑やかなイベントとなった。加瀬は「正直、キャンペーンなどで地方に行っても、こんなに人が集まってくれたのは初めてなので、本当にうれしいです」と喜びのコメントをし、「今回、撮影を宮城・仙台の皆さんにご協力頂いて行うことができた。森監督は新鮮な感触の映画を作ったと思います。ぜひ皆さんに見て頂きたいと思っています」と自信をのぞかせた。

　映画「重力ピエロ」は、4月25日（土）宮城先行公開。5月23日（土）より全国ロードショー。