コナン君と金田一少年の疫病神対決から始まった、大真面目に漫画の主人公を現実世界の尺度で分析するこの企画。今回のテーマは、”漫画のハッカーは何故、簡単にセキュリティ破れるのか”というもの。「ブラッディ・マンデイ」や「怨み屋本舗」、「シバトラ」などに出てくるハッカーは一体どんなテクニックを使っているのだろうか。

セキュリティを破る為の詳しい方法は漫画のキャラクターごとに異なるだろう。だが、パスワード解析だけであれば、crypt関数と呼ばれるパスワード暗号化関数を使えば、ちょっとパソコンに詳しい小学生でもできてしまう。

ただ、crypt関数はパスワードを復元する関数ではない。暗号化されている文字列と照合する関数である。復元しなくとも、同じパスワードから暗号化されたパスワードを作成するだけで良いというわけだ。

また、パスワード解析をするオープンソースソフトというものも存在する。基本的には、自分のパスワードの脆弱性を知る為に使用するものだが、これを使えば簡単に悪用もできてしまう。よって、ネット上を探せばパスワードを解析する方法はいくらでもあるのだ。

他にも、原始的な方法を使って知ることもできる。その代表的なものは2つある。それは、ブルートフォースアタックと辞書攻撃。前者は、単純な文字の組み合わせをひたすら試す方法。後者は、辞書の中の言葉を使っていると想定して人名などで試す方法だ。この2つはかなり有名な方法なので、漫画ではこのどちらかを行っているのかもしれない。

というわけでセキュリティは、その道のプロがここに挙げた方法やそれ以外のもっと高度な方法で、破ることは不可能ではない。色々と専門用語が出てきたが、新大学生ならば必修授業でいずれ習うことだろう。また、これらは、パソコンを使う上で知っておきたい知識でもある。

個人のパソコンならば、いとも簡単にセキュリティが破られてしまう。なので、パスワードを読み取らせないように、ワンタイムパスワードといって毎回新しいパスワードを発行する仕組みを使うか、定期的に意味不明の文字列で長めのものに変えるかすることをオススメしたい。

(編集部:藤岡あかね)

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