セレブ女優として活躍するパリス・ヒルトンは、奔放な言動や行動の数々で常にメディアの注目の的。若い女性からその美貌やファッションに憧れの眼差しが送られる一方で、お騒がせセレブとしても多くの話題を振りまいている。そんなパリスの名が付けられた「パリス・ヒルトン症候群」という現象が米国で話題を呼んでいるという。米サンフランシスコの動物愛護センターが名付けたこの現象、いったいどのようなものなのだろうか。

米ニュースサイト「SF Weekly」によると、サンフランシスコの動物愛護センターには、最近、チワワが持ち込まれるケースが後を絶たないそうだ。そのため多くのチワワがセンター内で生活するという、深刻な状況を迎えている。

センターに動物が持ち込まれるのは、急激な景気後退でペットを飼えなくなり、飼い主が手放しているのが主な原因。中でもチワワは毎日1〜2匹のペースで増え続けているが、この現状をセンターのボランティアスタッフが「パリス・ヒルトン症候群」と命名した。

なぜ「パリス・ヒルトン」なのか。それは米国におけるチワワブームの火付け役がパリスだったからだ。パリスはかつて、チワワの“ティンカーベル”をファッションアイテムのように小型バッグに入れて連れ歩き、動物愛護団体などから「チワワはアクセサリーではない」と非難されていた。ただ、その一方で、極端にメディアへの露出が高く、絶大な影響力を持つパリスに感化されてチワワを飼い始める人も急増。米国にチワワブームが起きたというわけだ。

また、2001年公開の映画「キューティ・ブロンド」や、昨年公開された「ビバリーヒルズ・チワワ」といった人気作品に登場したことも、チワワ人気に拍車をかけたと同紙は分析している。その結果、センターに持ち込まれるペットのほとんどがチワワという状況を招いてしまった。

幸運にも引き取られるチワワもいるようだが、そうしたケースは稀。また、チワワだけでなく、ウサギも毎年4月に行われるキリスト教の「イースター(復活祭)」で生命のシンボルとして用いられた後に、大量にセンターへ持ち込まれるという。今年の復活祭は4月12日に行われるため、こうしたケースが起きないように注意を促すとともに、同紙は「ペットを飼うことについて考えて欲しい」と訴えている。