3月28日からスタートし、4月下旬には完全実施を予定している高速道路料金の

1000円統一化。ETC装備車料に限り、土・日・祝日には高速道路(大都市圏以外)をどれだけ利用しても1000円でOKという、全国のドライバーにとって有り難いこのシステム。その第一回利用期間であった3月末には、その恩恵を受けたブロガーたちも多いようで、


「図表入りの記事はこちら」
  • 「久しぶりに家族みんなで田舎へ帰れた。激安でラッキ〜」
  • 「確かに安い!これからもっと行動範囲が広がりそう」

といったコメントが多数アップされている。またサービスエリアや地方の観光スポットもそれに比例する盛り上がりがニュースで報じられ、調べてみると、


  • 「今日の売り上げ5割り増し。高速に近いだけでこれほど変わるとは」
  • 「高速弁当、ちょっと値段高めでも売れてしまうのが不思議」

など、経営者側と想像できるブロガーたちの喜びの言葉も見つけることができた。
さらに当初危惧されていた渋滞に関してもそれほど大きな問題はなかったようで、むしろ、


  • 「サービスエリアは混雑したけど、渋滞はこんなもんでしょう」
  • 「年末とかお盆の渋滞を経験してるからな、全然OKの範疇」

といった寛大なコメントがけっこうブログを飾っていた。


しかし当然といえば当然ながら、様々なポイントで問題は勃発。今大きく語られているのは高速バスや鉄道、フェリー利用者の激減だ。これが営利団体同士の純粋な勝負であるなら、"1000円高速"はある種の企業努力であり、その他交通機関の利用者激減に対する改善もスムーズだったのかも知れない。だが今回は不景気の回復を目指した政府の方針なだけに、矛先は単純ではないようだ。


またこのニューシステムに巻き込まれたかたちとなる人々からの憤りの言葉もちらほら。


  • 「エコのために会社でマイカー通勤を禁止してるのに、その意義が…」
  • 「都心部を一瞬通るだけでこの金額の差は納得できないな〜」
  • 「あんまり渋滞しなかったってウソでしょ?まったく動かなかったよ」
  • 「ETCを付ける人で、カー用品店が混雑しすぎ」

大きな改革には、反発意見はつきもの。それは理解できるが、だからといってその意見を永遠に無視していては正しい改革とは呼べない。今のところ全体的には成功のニュアンスで報じられているこの制度だが、上記のようなコメントをどのようにケアしていくのか、今後その辺りに注目したい。


(山葉のぶゆき/effect)




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