先日GIGAZINEでインストールするだけで地方のテレビ番組などを見ることなどが可能となるフリーのP2Pソフト「KeyHoleTV」に対して、権利者団体から著作権法をはじめとした複数の法律に抵触しているという警告が送られたことをお伝えしましたが、なんと「なりすましメール」であったことが判明したそうです。

詳細は以下の通り。
ドクター苫米地ブログ − Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog : 「放送コンテンツ適正流通推進連絡会」からの通知はなりすましメールだったそうだ - livedoor Blog(ブログ)

KeyHoleTVを開発した苫米地英人氏のブログによると、3月27日に「放送コンテンツ適正流通推進連絡会」から届いたKeyHoleTVの配信中止を求める通知メールは「なりすまし」であったことが明らかになったそうです。

これはブログでの告知がメディアに取り上げられたことを受けて、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が放送コンテンツ適正流通推進連絡会などと調査したことで判明したもので、苫米地英人氏に転送されてきた通知はヘッダーなどがない内容情報だけだったため、なりすましメールと認識していなかったとのこと。

なお、KeyHoleTVユーザに対して「余計な心配をかけて申し訳なく思う」とした上で、緊急調査をしたコンピュータソフトウェア著作権協会やデジタル放送推進協会(Dpa)、放送コンテンツ適正流通推進連絡会に対して謝辞を表するとしています。

それにしてもいったい誰が、どういう目的でこのような「なりすまし」を行ったのでしょうか…?

・関連記事
13歳少女、SNSで少年になりすました近所の47歳の女にいじめられて自殺 - GIGAZINE

有名音楽プロデューサーを名乗るブログが登場、なぜかソニーのPS3をひたすら罵倒 - GIGAZINE

YouTubeのレイプムービーが虚偽だと発覚、「被害者」の女性を逮捕 - GIGAZINE

軍歴詐称を調査する元兵士達の実態 - GIGAZINE

イーバンクを騙るフィッシング詐欺サイト「ebank.inc.md」 - GIGAZINE

記事全文へ