YOSHIKI
 X JAPANのYOSHIKIが27日、都内で行われた米映画「REPO! レポ」の公開記念イベントに出席した。

 「REPO! レポ」は、「ソウ」シリーズのダーレン・リン・バウズマン監督が、「ソウ5」のオファーを断り、撮影に臨んだ意欲作。歌手のサラ・ブライトマンやパリス・ヒルトンらが出演していることでも話題のネオ・ファンタジー作品だ。

 音楽プロデュースを手がけたYOSHIKIは、公開記念イベントにサプライズゲストとして登場。その直前に報道陣の取材に応じ、本作品や、5月に東京ドーム公演を控えるX JAPANについて語った。

――今回、映画「REPO! レポ」の音楽を担当して、苦労した点は?

YOSHIKI:バンドの場合は、自分が一番のところにいるんですが、今回は監督が一番で、二番手だったんで大変でしたね。全員クビにしてやろうかと思った(笑)。こんなこと言っちゃいけない。

――キャスティングについては?

YOSHIKI:もともと違ったオペラ歌手の方がいたんですけども、最後のほうでサラ(ブライトマン)に落ち着きまして、バッチリでしたね。さすがですよね。他の人たちも素晴らしかったですけれども、彼女の場合は、2、3テイクで全部決まっていく感じでした。

――パリス・ヒルトンも出演していますけれども。

YOSHIKI:パリスは、もともとロックっぽい感じじゃなかったんで、そこが苦労しましたね。「もっと叫んで」みたいのが何回かありました。あと、彼女の場合、オーディエンスが多くて。いろんな関係者がいっぱいスタジオに来ちゃったんで、歌いにくいって言われたんで、基本的には、彼女とは二人でレコーディングしました。

――パリスは遅刻魔で有名ですが、大丈夫でしたか?

YOSHIKI:俺のほうが遅刻しちゃったかも知れない(笑)。大丈夫でしたね。他の役者さんも時間が決まっていましたし、バッチリでしたね。

――映画音楽の仕事が増えているようですが。

YOSHIKI:一つやって、それを聞いていただいて、また話が来るようになって。ただ、あんまり忙しくなるとバンドのほうに支障が出てきますからね。今でも、もう二つやってますけど、昨日また二つお話をいただいたんで、幸せなんですけど、どこまでやっていいかという感じですね。

――今回、曲を作るにあたってイメージしたことは?

YOSHIKI:もともと主題歌依頼は、エッジの効いた感じにしてくれと言われました。今っぽくして欲しい、さらに今っていうよりも、フューチャリスティックにしてくれと言われました。