タレントで歌手のGackt(ガクト)さんが、自身のブログで「誰かを誹謗、中傷したいなら、2ちゃんにいけ」と発言し、『2ちゃんねる』を名指ししてブチギレした。これは『Dears村』といわれるGakctさんのコミュニティ掲示板にて、会員たちが誹謗中傷を言い合っていることに対して発言したもので、「誰かを誹謗、中傷したいなら、2ちゃんにいけ」と発言したのも、その掲示板での騒ぎを鎮静化させるためと思われる。

しかし、Gacktさんのこの発言に対して怒った(?)のは『2ちゃんねる』のユーザーたちだ。誰が、どこに対して、どう思おうが、個人の自由だ。しかしこの発言は『2ちゃんねる』のユーザーからすると、気分は良くないもの。そこそこ名の通っているタレントが『2ちゃんねる』に対して誹謗中傷をしたようなものである。もちろん、このことに対して『2ちゃんねる』ではお祭り状態となり、「ガクッとした」「Gacktさん誹謗中傷したい時は2ちゃんでやってるのか」と騒動になっている。

Gactkさんは自身のブログに「ここ数日、Dears村でサプライズについての賛成派と反対派の対立や意見のぶつかり方がひどいと。あのさ、はっきり言うと本当にくだらない。何のためにDears村を作ったのかさえ、見失っている子たちがいる。ここは喧嘩をする場所じゃない。誰かを誹謗、中傷したいなら、2ちゃんにいけ。傷つけ合うために作ったんじゃないってことをもう一度、考えろ」とコメント。

すでに解説したが『Dears村』はファン同士が交流を持ったり情報交換をする会員制の場らしいのだが、Gactkさんはその場が『2ちゃんねる』のような状態になっていることを悲観し、そして激怒しているようだ。しかし、そもそも『2ちゃんねる』は誹謗中傷を言う場ではないし、そういう発言をする人がいたとしても、もともと誹謗中傷することをまったく推奨していない。よって、誹謗中傷をするための場として『2ちゃんねる』を名指しで出したのは、さすがにいかがなものかと首をかしげてしまう。

このことについて、『2ちゃんねる』では以下のようなコメントが書き込みされている。お祭り騒ぎにはなっているものの、Gactkさんの考えに同調している『2ちゃんねる』ユーザーもいて非常に興味深い。

<2ちゃんねるでの声>
・正しい事言ってるな
・ようするに2ch以外の所でGacktの批判はするなということですね
・最近は2ちゃんでも気軽に誹謗中傷できなくなりつつあるから困る
・2ちゃんねるの宣伝あざーす
・俺この間新宿のネカフェでガクトさんが2ch開いて「156」って打ちまくってた
・2chなんてクソの溜り場だよ 俺も含めて死んだ方が世のためになる
・2ちゃんだからどんな誹謗中傷も言ってもいいってのがおかしい
・Dears村って何? Dash村の親戚?
・ガストで昼飯食ってくる
・言ってることは正論だけどなんか芸能人が言うと小物臭くなるね

よく物事を考えて発言しないと問題になるのは『2ちゃんねる』もブログもSNSも同じこと。ファンのいざこざを鎮静化させたいがために発言したことだろうが、鎮静化させるために他方を炎上化させてしまったそのリスクは大きい(このニュースの元記事はこちら )。
 
イラスト: ピョコタン
 
 
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