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石川遼、史上5番目の若さで予選通過!

2009年03月21日12時13分 / 提供:生ゴルUSA

生ゴルUSARSSファイル
石川遼、史上5番目の若さで予選通過!
Photo / Sonoko Funakoshi

舩越園子の生ゴルUSA

石川遼が米ツアー挑戦2戦目となったトランジションズ選手権で、初日は2アンダー69、2日目は2オーバー73、通算イーブンパー39位タイで予選通過を果たした。17歳6か月の石川の予選通過は米PGAツアー史上5番目の若さ。そして、1957年のカナディアンオープンで15歳8か月(史上最年少)で予選通過を果たしたカナダ人のボブ・パナシックに続く、史上2人目のノンアメリカンによる最年少記録トップ5入りとなった。

開幕前日の水曜日、石川はインスブルックGCのクラブハウスのシェフと賭けをした。予選通過できたら、『おいしい』と記者会見で語ったハンバーガーをシェフがご馳走する。予選落ちしたら、石川が厨房に入ってハンバーガーを作るという賭け。見事、賭けに勝った石川のために、今日はシェフが特製ハンバーガーを山ほど用意して石川のホールアウトを待ち受けていた。

プロゴルファーである以上、「まだ17歳」「まだ若い」は通用しない。改造中のスイングでショットが不安定な状態下、それでも石川が予選通過を果たせたのは、「まだ17歳の若さ」を確実にポジティブ方向へ活かしているからだろう。「若くて未熟だから無理」ではなく、「若いし、米ツアーにおいてはわずか2戦目で未熟だからこそ、本来なら恐れるようなものを恐れることなく乗り越えてしまった」という印象だ。

たとえば今日、2日目のピン位置。米ツアーを熟知する今田竜二いわく、「初日に全体のスコアがかなり伸びたからか、ツアー側も焦って今日はピン位置をかなり難しくしてきましたね。やっと、このコースらしくなってきた」。他選手たちの多くが今田と同様、初日に比べると2日目はピン位置が格段に難しくなったという感想を口にしていた。しかし石川は「昨日に比べれば、ちょっときつめの傾斜に切られてましたね」という程度で、ものすごく難しいとは感じていなかった。グリーンの固さに対しても今田は「かなり固くなってきた」という感想だが、石川は「少し水分が無くなってるような気がしました」。そして、「パットには満足しています」と頷き、「でも、まだストロークが練習グリーンでも安定しないので、練習グリーンで安定しなきゃ、コースで安定できるわけがない」と、グリーンやピン位置ではなく自らのストロークのほうに意識が向いていた。

今田を含めた米ツアー選手たちと石川の感じ方の差を、どう見るか。2つの見方があるだろう。1つは、石川は「まだ若い」がゆえにグリーンやピン位置の本当の怖さにまだ気づいていない、つまり洞察力がまだ甘いという見方。そしてもう1つは、石川が脅威を感じるレベルが他選手たちと異なる、つまり「まだ若い」がゆえに怖さなんぞを感じることなく突き進むパワーに溢れているという見方。そして、答えはこの2つのうちのどちらなのかと問われたら、この2日間だけでは「わからない」としか答えようがない。

「わからない」のだが、アスリートは結果がすべてである以上、石川が予選を通過するという1つの結果を出したことは事実。その事実は高い評価に値する。スイング改造の是非、スイング改造着手のタイミングの是非については諸説あるが、それはさておき、史上5番目の若さで予選通過をやってのけたことは、初挑戦のノーザントラストでの予選落ちから第2戦では結果において大きく前進したということになる。ただし、ゴルフは4日間の勝負だ。せっかく予選通過したのだから、こうなったら決勝2日間も思い切ってプレーして、是非とも4日間でいい結果を出し、いい感触をつかんでほしい。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)

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石川遼  ゴルフ  アメリカ  カナダ  今田竜二  

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