フジテレビ系「ジャンクSPORTS」の呼びかけで、3月22日に行われる東京マラソンの出場に意欲を燃やしていた大相撲の元横綱、曙。大相撲時代から悩まされたひざの状態がマラソンに耐えられるかなど当初から不安視されていたが、所属するFEGが3月18日、公式サイトで曙の東京マラソン欠場を発表した。

曙が東京マラソン出場を発表したのは、2月15日放送の「ジャンクSPORTS」だ。同番組の司会を務めるダウンタウンの浜田雅功が東京マラソン中継(フジテレビ系)でスペシャルキャスターを担当する縁で、同番組に出演する機会が多い元プロ野球選手の金村義明氏や元サッカー選手の本田泰人&由美子夫妻、K-1の魔裟斗選手が続々と出場を表明。その目玉として発表されたのが曙だった。

総合格闘技やプロレスではなかなか活躍できない曙が、横綱時代を知らない自分の子供たちに「何か」を見せるため出場を決意したという。しかし、この時点からすでに大相撲引退のきっかけともなったひざの状態は不安視されていた。

番組内で受けたメディカルチェックでは、ひざ関節でクッションの役割を果たす半月板が全くなく、骨と骨の間の隙間がほとんどないと診断。また、内臓脂肪が一般男性の3.5倍あることも問題視され、「ドクターストップ」の判断が下されている。番組はその後、トレーニングに励む曙の様子を伝え、出場への並々ならぬ決意を応援したところでこの日の放送を終えた。

その後、出走者全員に義務付けられているメディカルチェックを受診した結果、「長時間の運動に問題がある」(FEG公式サイトより)との診断が下されたという。これを受けてフジテレビとFEGで協議し、曙の欠場を決定した。診断では「長時間の運動をすれば、選手生命に関わるダメージを受けるかもしれない」(同サイトより)とも宣告されており、今後の選手活動も考慮して決断に至ったようだ。

曙はFEG公式サイトで「問題があるのは承知で挑戦を決めたので大変ショックです。応援してくれたファンのみなさん、トレーナーのみなさん、申し訳ありません」とのコメントを発表。しかし、マラソンへの挑戦はあきらめたわけではなく、「走らせてくれるところがあるなら、どこへでも参加するつもりです」としている。