地球

宇宙開発が進み、衛星やスペースシャトルなどから地球を観測した写真を多数見ることができます。

しかしながら多くはNASAが撮影したもので、写真を撮るまでに相当な費用がかかっています。

ところがスペインの4人の学生が56ポンド(約8千円)のカメラを使い、風船を飛ばすことで、うまく写真を撮ることに成功したそうです。

この10代の学生たちが使ったのはラテックスと呼ばれる合成ゴムで出来た風船で、カメラと自分たちで一から作ったセンサーを取り付けて飛ばしたそうです。

43ポンド(約6千円)の費用で作られた風船はかなり重く、1.5kgもありました。カメラやセンサーも1.5kgありましたが、何とかヘリウムを入れた風船の力で運ぶことができたようです。

風船から撮った写真

朝9時10分に放ち、もともとは飛行機が飛ぶ高度である1万メートルの高度を超えられるか、というミッションだったようです。

高度が高くなるほど気圧の変化で風船は大きくなっていくのですが、最大で9メートル半まで伸長する風船だとのことです。

風船の高度が上がる度に計測し、10万フィート(約3万メートル)を超えたところで、とうとう限界に達したとみられています。

NASAや他の宇宙開発の莫大な費用を考えると、コストパフォーマンスに優れた写真と言えそうですね。

Teens Launch Balloon into Space, Take Pictures for Less than $100 - Neatoramaより

(3/18)追記:フィートとメートル表記に誤りがあったので修正しました。

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