明治大学によると、1975年に同人誌などの即売会「コミックマーケット」の立ち上げに参加し、長年にわたり同準備会の代表を務め、近年では延べ50万人超の一般参加者を数えるコミックマーケットの理念を形作るのに大きく貢献し、2006年に亡くなったマンガ評論家である米沢嘉博氏(1979年工学部中退)のコレクションの寄贈・寄託を受けて、今夏にも「米沢嘉博記念図書館」を開設することを決定したとのことです。

この米沢嘉博記念図書館は、駿河台の旧明治高等学校・中学校校舎に隣接する猿楽町第5校舎(地上7階建て、延べ床面積約810平方メートル)全体を使って開設される予定となっており、今回寄贈・寄託されたコレクションは、マンガ雑誌・単行本・同人誌・サブカルチャー雑誌など10数万冊以上に及んでいるそうです。

詳細は以下から。
マンガとサブカルチャーの専門図書館「米沢嘉博記念図書館」を開設します 明治大学:TOPICS&NEWS

米沢嘉博記念図書館TOP

明治大学|マンガ研究拠点|米沢嘉博記念図書館

施設概要はこんな感じ。かなりデラックスな建物です。


蔵書・所蔵資料のページによると、米沢嘉博氏の蔵書分だけで4137箱、岩田次夫氏の蔵書分は403箱、合計で4540箱あるそうで。これらはコミックマーケット準備会が故米澤嘉博氏が所蔵していたコレクションを明治大学に寄託・寄贈したものだそうです。

ちなみに、同人誌と言えばコミックマーケットですが、コミックマーケットは第1回以来、サークルから提出された見本誌を保存しつづけており、以下のようになっています。

CA1672 - マンガ同人誌の保存と利活用に向けて −コミックマーケットの事例から− / 里見直紀,安田かほる,筆谷芳行,市川孝一 | カレントアウェアネス・ポータル
初期においては、コミケットで集めた見本誌は、コミケットの事務所に併設している書架に収めていたが、コミケットの規模の拡大とともに収容が不可能となり、1987年頃に千葉県に見本誌保存用のプレハブの倉庫を建設した。その後、プレハブ倉庫の増築を行ったが、増え続ける見本誌の収容が追いつかず、また、保存状態にも問題が発生したため、2003年に埼玉県に鉄筋コンクリート製の倉庫を取得した。現在は、全ての見本誌をそこに収納している(図1参照)。

これが見本誌倉庫概観


この段ボール箱は2004年に廃止された旧ゆうパックのダンボール箱(大サイズ)およびその相当品を利用しているそうです。


サイズは長さ390mm×幅290mm×高さ200mmとなっており、B5判サイズの本を2冊並べて横置き収納することができ、かつ縦置きにもできるため、この判型が多い同人誌の保存に非常に適しているとのこと。

2008年7月現在、総数で約1万3000箱弱のダンボール箱に見本誌が収納されており、コミックマーケット準備会はこれらの見本誌についても、米沢嘉博記念図書館の施設の一部を利用し、コミケットの見本誌の一部の閲覧を行うことができないか、検討に着手しているらしいです。

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