ゲーム雑誌やゲーム攻略本を作るうえで、いちばん大変な仕事は何だろうか? そんな質問をされても「全部大変だよ!」と言われるのがオチだが、そんな大変な作業の中でも、データの照合をするのは非常に大変な作業のひとつである。

データの照合とは何か? ゲーム雑誌やゲーム攻略本でゲームの攻略記事を作る場合、ゲームメーカーからキャラクターの能力や、モンスターの体力や魔力、経験値、倒すともらえるお金など、さまざまなデータが渡される。渡さないメーカーもあるが、それはごくまれであり、ほとんどのメーカーは渡してくれる。

そのデータをもとに記事を作ればカンタン! ……確かにそうなのだが、そうは問屋が卸さない。もし、そのメーカーから渡されたデータが間違っていたらどうする? そう、間違っていることがよくあるのである。実施委に渡されたデータで、モンスターの体力が15と書かれているにもかかわらず、実際にゲームで調べてみると17だったり20だったりすることがあるのだ。

渡されたデータと、実際にプレイして調べたデータを照合し、正しいかどうかのチェックをする。そこでどちらも同じデータであれば、それは正しいデータとなる。いまはモンスターの例を出して話を進めたが、ダンジョンの宝箱の中身の種類データのチェックもあるし、その中身がランダムで出ることもある。たとえば、ヒンタポの村にある宝箱に『アッソーの秘薬』『オバマの種』『クリントン銃』の3つのアイテムがランダムで出るように設定されているとしよう。そんなときは、その3つのアイテムが本当に出るのか? ほかのアイテムが出てしまうことはないか? ランダムで出るアイテムが渡されたデータと同じものか、何度も宝箱を開けてはリセットし、開けてはリセットし、繰り返す。

いちばん困るのが、開発途中でデータの数値やアイテムなどが変更になる場合だ。メーカーから渡されたデータも意味がないものになるし、借りていたベータバージョンのゲームも中身のデータが変更になるので照合のしようがない。そんな事態になったらどうするか? そんなときは、ゲームのやり込みスタッフにまかせるしかない。つまりゲーマーがイチからやり直しだ。

先に書くべきだったが、ゲーム雑誌やゲーム攻略本スタッフは、大きく分けて3つの職人で成り立っている。まとめ役の編集者、ゲームを把握して記事を書くライター、とことんゲームをやりつくしてそのゲームの物知り博士になるゲーマーだ。そこにデザイナーも入ってくるが、ゲームをプレイするという点においてはあまり関係がない(本来はデザイナーも担当になったゲームをプレイして雰囲気をつかむべきなのだが)。
 
 
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