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【水内猛とリアド慈英蘭のMONTHLY GGR MAGAZINE】10試合やって1勝9敗だったら

【水内猛とリアド慈英蘭のMONTHLY GGR MAGAZINE】10試合やって1勝9敗だったら

インタビュー・文●編集部
写真●新井賢一、足立雅史

「浦和レッズマガジン3月号(2月12日発売)より」

慈英蘭「開幕まで約1カ月です。今年は宮崎合宿から帰ってきてから大原でのトレーニングが続きましたね」

水内「2次キャンプもオーストラリア・ シドニーから鹿児島・指宿に変わったけど、下手に海外に行くよりも国内できっちりっていう方がいいんじゃないかな。サポーターとしても間近で練習を見られるわけだからね。そういう意味では今回のオフはいつもとは少し違う雰囲気がある。フィンケ監督はいろいろな練習を試しているみたいだし、面白そう」
慈英蘭「バスケットボールやバレーボールを導入したことが話題になりましたね」

水内「単なるレクリエーションじゃなく、選手の運動能力を確認するためにいろいろなトレーニングを試すのはいいと思う。選手にとってはいい刺激になるんじゃないかな。ほら、たまにサッカーしかできない選手もいるからさ。結構面白いんだよ。有名な話だけど、ラモス(瑠偉)さんが野球をやると、ファーストゴロを打ったら三塁ベースに向かって走るんだって。『一塁に走ったらアウトになるから』って(笑)」

慈英蘭「私は、フィンケ監督を含めて新しく加わった3人のコーチ陣がどうやって選手たちとコミュニケーションを取っているのかにすごく興味があります」

水内「なるほどね。やっぱり、日本人の特徴なのかもしれないけど、選手から直接監督に話し掛けるのって結構難しいんだよね。だから、ドイツ語ができるモラスコーチの役割はすごく重要だと思う」

慈英蘭「新しい監督だし、コミュニケーションの取り方が重要になりそうですね」

水内「そう。ある意味、コーチ陣が日本語を覚えることも重要なんだよね。選手とのコミュニケーションを考えれば日本語の方がいいのは当たり前だし、そこは両者がうまく歩み寄るようにしないと。ちなみにフィンケ監督はドイツ語、フランス語、英語の順で話せるらしい。高原は直接コミュニケーションが取れるからいいよね」

慈英蘭「そういう意味では、私は今年も高原選手に注目したいと思います」

水内「おれはユースから上がった選手がどこまでやれるのかが楽しみかな。17歳の原口とはプロ契約を交わしたし。ただ、若手の育成に力を入れるって言っても、結局戦力にならなきゃ使えないわけで、彼らにはレギュラー陣を脅かすような力をつけてほしい。そこも楽しみの一つだね」

慈英蘭「新しい監督をチームに迎えるのって、やっぱり大変なことなんですね」

水内「そりゃあそうだよ。重要なのは、監督が考えるサッカーとか方向性を、選手たちがしっかり理解した状態で開幕を迎えること。それと、そのサッカーをしっかり実戦で体現できるようになること。だから、開幕前にできるだけ強い相手と試合をしておきたい。せっかく始動が早かったんだから、選手たちが『このサッカーならいける』って自信を持って思えるくらい浸透させないと。そういう意味ではこのオフでどれくらい完成度を上げられるかが鍵だし、そこがまた面白いところだよね。ところで、慈英蘭はフィンケ監督に聞いてみたいことはある?」

慈英蘭「今さらですけど、どうしてレッズを選んだのか。そこのところを深く聞いてみたいですね。オフィシャルで発表されている建前の理由じゃなくて」

水内「お! 何だかジャーナリストっぽいじゃん(笑)」

慈英蘭「インタビューの映像を見るとすごく論理的だし、きっと常に目的意識を持ってやっている人なんだろうなと感じました。だから、『なんでこの人がレッズを選んだんだろう』って……」

水内「やっぱり、新しいチャレンジをしてみたかったんじゃないかな。確かに、すごく目的意識の高い人だと思う。じゃないと、60歳過ぎてからわざわざ日本に来ることなんてないもんね」
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