国内国外と縦横無尽にロケをこなすバラエティーの女王、ベッキーが「超大物新人」と断言するのが珍獣ハンター・イモトことイモトアヤコなのだ。
今回の【どっちが勝ち組でショー】は世界を飛び回るこの二人に対戦してもらおう。

ベッキー(サンミュージック・24歳)とイモトアヤコ(ワタナベエンターテインメント・23歳)の戦いは、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)の共演からはじまった。
2007年にゴールデン枠に移行した同番組に初回からレギュラー出演しているベッキーの前にこれまでにないタイプのライバルが現れたのは33回目の放送だった。
「珍獣ハンター GO AROUND THE WORLD!」と題して新企画ロケに出演するレギュラーを決定するオーディションが行われ、その挑戦者の中にイモトアヤコがいた。
「珍獣をもって、珍獣を制す」をテーマに足の速さを競うゲームが行われ「セーラー服姿」の女芸人「イモトアヤコ」がレギュラーの座を勝ちとった。
彼女の非凡さは初回のチャレンジから発揮された。
インドネシアのコモド諸島に生息する全長3メートルの世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」が珍獣ハンターの最初の標的だった。
”大きいから実はおとなしい”などというのは甘い考えだった。野生のコモドドラゴン2匹に遭遇した彼女はヤギを奪いあい丸呑みするドラゴンたちを目の当たりにする。
「あれにもし足を噛まれたら骨とかどうなちゃいますかね」
と現地の専門家に尋ねると
「肉は裂けるけど、骨は大丈夫だ」
と返されて言葉を失っていた。
ドラゴンのえさ、肉をロープにつけて腰にくくりつけてダッシュする。エサを追いかけてくるドラゴンと競争するというチャレンジが行われた。
真剣そのもの(おいつかれると身の危険があるから当然なのだが)の彼女は土煙をあげて凄まじい形相でダッシュした。そして体に似合わない速さで追いかけてくるドラゴンを振り切って勝利と安全を勝ち取ったのだった。

この放送を見たベッキーは
「とんでもない大物新人が現れた」と後で述懐している。
イモトがレギュラーになる以前はベッキーのロケも
「砂漠の砂で焼き芋は出来るか?」
「夏休みSP 無人島でどれだけ快適に暮らせるの?」
「世界一長いヨーヨーは何mまで戻ってくるの?」
「世界の果てってどんなトコ?」

などのチャレンジものが多かったのだが、イモトが出てからは食べ歩きのロケに比重が移っているのだ。
製作側が最初からその流れで予定したのか、イモトのキャラとの兼ね合いを考えたかは不明だが、イモトの出現がベッキーに影響していることは間違いない。
しかし、そこはバラエティー畑が長いベッキーである、食べ歩きのロケも彼女ならではのエネルギッシュで底抜けに明るいものに仕上げて「ベッキー色」にしているところが凄い。

珍獣と食文化、相手は違うが世界を股にかけてロケした、二人の足跡を比べてみよう。

珍獣ハンター・イモトのロケ

・マレーシア「コモドドラゴン」
・ブラジル、パンタナール湿原「コアリクイ」
・ブラジル、アマゾン川「カンディル」(肉食淡水魚)
・アフリカ大陸、ルワンダ「マウンテンゴリラ」
・フィリピン・ボホール島「メガネ猿」
・ボルネオ島「オランウータン」
以降「ワールドツアー」として
オーストラリア、タイ、バヌアツ、ニュージーランド、コスタリカ、南アフリカ、メキシコ
マーシャル諸島共和国などを飛び回る。
その間の「ナイル川源流探しの旅」は長期ロケとなった。
今後も「目指せ!世界193か国制覇!」を目標に挑戦は続く。

数あるロケの中でも、
「チーターと並んでの100m徒競走」
「時速150kmの谷間を飛んでいくニュージーランドでのバンジージャンプ」