子どもの頃に夢中になって読んだ懐かしのマンガ。大人になってまた読んでみたいと思ったときには絶版となっていた……。増刷を重ね、何年経っても書店で購入できる“名作”たちの陰で、ひっそりと姿を消した作品は数多い。マニアならば古本屋やネットオークションを駆使して、価格には目をつむって手に入れるという方法もあるが、「読みたいけどそこまでの情熱はかけられない」という感覚の人も多いだろう。

1977年の創刊と歴史ある「コロコロコミック」(小学館)もまた、絶版となっている過去の連載作品がたくさん存在しているマンガ誌のひとつ。競合の「コミックボンボン」(講談社/2007年休刊)とともに小学生向けマンガ誌の分野を盛り立て、子どもたちを熱狂させた「コロコロコミック」だが、大人になった読者たちがいま、20〜30年近く前の連載作品を読みたいと思ってもなかなか難しいのが現状だ。

そこで、小学館がサービスを始めたのがオンデマンドコミックス「コロコロコミック アーカイブズ」だ。ネットでオーダーすると、1冊単位で製本し、自宅に届けてくれるというこのサービス。1冊945円とコミックとしては少し高めの価格ではあるが、バカ高いというわけでもない。古本屋を巡ったり、ネットオークションを探したりする手間もなく、新品の状態で手に入るのは嬉しいサービスだ。

サービスを開始した3月5日現在のラインアップは「ゲームセンターあらし」(すがやみつる/全17巻)、「てんとう虫の歌」(川崎のぼる/全4巻)、「がんばれ!ドンベ」(はしもとみつお/全2巻)、「金メダルマン」(勝木一嘉/全4巻)など。購入をする前に、試し読みをすることもできる。

すでに6月までのラインアップも発表されており、「おじゃまユーレイくん」(よしかわ進/全3巻)、「ぐゎんばる殿下」(田中道明/全4巻)、「超人キンタマン」(立石佳太/全10巻)、「名たんていカゲマン」(山根あおおに/全11巻)などの作品も。子どもの頃、「コロコロコミック」に夢中になった記憶がある人なら、思い出の作品に出会えるかもしれない。