――櫻井さんと共演されていかがでしたか?

福田:とても素敵な方でした。撮影の合間もほとんど櫻井さんとずっと一緒にいて。キャストのみんなで揃ったのは、5回も無いくらいなんですよ。だから、5人写ってる写真がすごく貴重で。完成した作品だとヤッターマン側とドロンジョー側がずっと絡んでいるように見えるけど、実は一緒に撮影してない部分が多かったので。

――「ヤッターマン」に登場するメカの中で福田さんはどれが一番好きですか?

福田:メカだと、オモッチャマがかわいいなって思いますね。

――一緒に出てるシーンも多いですよね。

福田:そうでうね、オモッチャマにつっこんだりとか。なんか癒し的なキャラって感じがして好きですね。

――他にお気に入りは?

福田:やっぱり、ボヤッキーはずるいなって。ちょっと変な言い方ですけど、生瀬さんは扮装が無くても行けるんじゃないかなっていうくらい、ハマリ役のハマリ役って感じがするので、それがうらやましいです。

――現場での印象的な思い出はありますか?

福田:こんなに楽しかった撮影って他には無くて、出来上がった作品を観ると本当に楽しいし、大変だったことも自分で忘れてしまうくらいの完成度だったし。衣装にしろ、メイクにしろ、小道具、カメラワーク、何から何までプロフェッショナルな人達が力を注いで作った作品なので、その思いがスクリーン上にあふれでているんですよね。そういう作品に携われたってことが自分ですごく嬉しいですね。

――「ヤッターマン」は女優としての転機になった?

福田:というより私は、毎回毎回が転機だなって感じているんです。新しい作品に出会うことで新しい自分を見つけることができるし。振り返ってみて、どの作品も欠けてちゃいけないっていうか、出会ったものすべてが転機であって、自分を変えてくれるって思っていますね。