3−3に終わった1日のセリエA第26節インテル対ASローマ戦で、インテルFWバロテッリが獲得したPKなど、この試合の判定に対する論争が激化する中、インテルのジョセ・モウリーニョ監督が怒りを爆発させた。

「これは陰謀だ。世論を意図的に操作しようとする組織的な動きがある。このような操作が起こる世界は、私の世界とは異なる。優秀な選手が揃っているASローマが無冠に終わっている現状ついて、ここ2日間で触れる者はいなかった。また、我々との勝ち点差が『12』と開き、今季無冠で終わるであろうACミランについて語る者もいなければ、判定ミスにより多くの勝ち点を稼いだユベントスについて触れる者もいなかった。我々が誤審で勝利を手にしたのはシエナ戦だけだ」とモウリーニョ監督。

ユベントスのラニエリ監督が「今回の件に関しASローマのスパレッティ監督とタッグを組む」とコメントしたことについては「彼がスパレッティとタッグを組むのであれば、私は、誤審によりユベントス戦で勝ち点を奪われた全てのチームの監督とタッグを組むつもりだ。プランデッリ(フィオレンティーナ監督)、デル・ネリ(アタランタ監督)そしてゼンガ(カターニャ監督)に親近感を覚えている。判定ミスによりシエナ戦で勝利を得た時、私は『判定ミスで勝利を得た』と正直に認めた。一方、白黒(ユベントス)のユニフォームを着た監督は、インテルの試合を見た翌日に『インテルのゴールはオフサイドだった』などとテレビでコメントしている。今季も91日を残すだけだ。シーズンが終われば、私はバカンスに入る。バカンスに入るまでは古風な記者会見に応じ続けるつもりだ。私の義務でもあるので、記者会見には応じる。スパレッティは試合前、ハーフタイム、そして試合後にも記者会見に応じているようだが…。友好的な人間らしいが、私はそうじゃない」と怒りをあらわにした。