昨季はアウェーのインテル戦でスクデット(セリエA優勝)を懸けて戦うなど、終盤まで優勝争いに絡んだASローマ。今季は開幕ダッシュに失敗し、欧州CL出場権の懸かった4位以内を目指し奮闘している。1日のセリエA第26節インテル戦では、DFクリスティアン・パヌッチ(35)が8試合ぶりに招集されることとなった。

パヌッチの招集理由についてASローマのルチャーノ・スパレッティ監督は「彼との関係は修復された。彼はやらなければならないこと(スパレッティ監督に対する謝罪)をかなり遅れてだが、ようやくした。事件後すぐに謝罪のチャンスはあったのだが…。ようやく彼は正式な謝罪を行った。これで晴れてASローマの選手となった。私は監督であり、彼は1選手だ」と説明。

パヌッチは1月25日のセリエA第20節ナポリ戦で先発落ちしたことに憤慨し、ベンチに座らず勝手にスタンド観戦。その後はスパレッティ監督からの敬意が感じられないと不満を爆発させ、ASローマ退団を明言。しかし冬期移籍期限終了目前であったために移籍先を見つけられず、ASローマ残留が決定。その後、パヌッチはサポーターやチームメート、そしてクラブに対して謝罪していたが、スパレッティ監督への謝罪は、この1か月間行われていなかった。