にわかに盛り上がるガンダムケータイサービスとは?

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09年はガンダム30周年という記念すべき年で、関連商品は盛り上がりを見せる。かつて「専用ザク ヘッド充電器」などが話題となったケータイ業界においても、サービスの充実が止まらない。

他の写真も見る: コレが、「ガンダムコール」のトップ画面だ!

「私の名はシャア・アズナブル。この通信端末は、現在呼び出し中だ。すまないがしばらくの間、私のお相手をしていただこう。こんな場所で、君のような人に会えるとは、私は運がいい……」。

ファン涙モノのシャア声をケータイの呼出音にできるのは、「ガンダムコール」(バンダイネットワークス)。

キャラクターボイスをはじめ機動戦士ガンダムシリーズの歴代テーマソングやBGMなどを携帯電話の呼出音として設定できるサービスだ。1/19からNTTドコモの携帯電話向けのメロディコールサービスとして、月額105円で提供する。ココでしか聞くことのできないシャアのボイスコールなどが充実し、電話につないでくれる点が好評を博している。

ソフトバンクの春の新作機「930P」(VIERAケータイ)も見逃せない。プリインストールソフトとして、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を搭載している。ゲーム内容は、劇場版「逆襲のシャア」の第2次ネオ・ジオン戦争におけるアムロとシャアの戦いを再現したものだ。「新サービス“リアル3Dゲーム”に対応する最初の携帯電話である事から、930Pの性能を最大限に活かしたリアル3Dゲーム専用タイトルとして、バンダイネットワークス様のご協力により実現いたしました」(ソフトバンクモバイル広報)。

「930P」は、「920P」、「921P」に続く、ソフトバンクモバイルでのVIERAケータイとして3機種目となる。20代、30代の社会人男性を中心に人気のあった過去2機種と並び、今回の「930P」も同じ層に狙いを定めているとか。

「デジタル家電やゲームに関心があり、“欲しいものは少し高くても購入する”20〜30代の男性ユーザー。こういったお客様に向けて外観、機能、内蔵コンテンツ等をこだわりを持って開発し、プリインストールをしております」(ソフトバンクモバイル ターミナルマーケティング部 杉篤史さん)。

「逆襲のシャア」はそれだけ価値があるタイトルと考えているようだ。それもそのはず、この作品は家庭用ゲーム機からの移植作品では無く、今回携帯電話用に新規に制作したゲーム。実現のためには、ゲーム制作にケータイの機能をフルパワーで使い、3Dでの流麗なグラフィックを重要視したという。

「アップグレードによる『完全版』では物語を完全再現し、豪華声優陣による迫力のボイス、ファン感涙のオリジナルBGM、クリア後のやり込み要素など、さらに楽しめる内容となっていますので、ぜひ遊んでみてください!」(同広報)。

同社には、携帯電話でもポータブル型ゲーム機並みの本格的なゲームがプレイできるということを伝え、携帯電話でもっとゲームを使ってもらう狙いがある。「3Dの携帯ゲーム」は、これまでのケータイでは出来なかった表現。目に見えてユーザーに伝える事ができるものとして、その価値は高いという。

ガンダムをうまく絡めながら、充実の一途をたどるケータイのサービス。それは、20〜30代男性をターゲットに多くの支持を集める。メモリアルイヤーの中、今後各社どのようなサービスを展開するのか、ガンダムファンは目が離せない!【東京ウォーカー/中道圭吾】

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