節約と副業で不況を乗り切る!エンジニア的マネー術
久しぶりに「人員リストラ」という言葉を聞くようになり、エンジニアも自らの雇用に不安を抱える。グローバルな金融危機や急速な円高が、国内製造業の業績を直撃。深刻な不況に突入しつつあるこの厳しい時期を生き延びるべく、最近始めた節約・副業についてエンジニア500人に調査した。

■全体平均69万円。前年調査よりは上回る
 2008年12月エンジニアに聞いた現在の不況に対する実感では、「給与や賞与に不況の影響を感じるか」という質問には、「かなり感じる」36%、「やや感じる」39%を合わせると、回答者の75%が不況の影響を感じていた。年を越した段階での景況、例えば日銀による経済成長率予測の下方修正や、大手企業の正社員リストラ策発表のニュースなどは反映されていない。しかしそれでもエンジニアの危機感は高まっているようだ。

 前回の本欄の「2008年冬のボーナス調査」でも少し触れたが、たとえ冬のボーナス額には影響がなくても、景気の先行きを考えると、「2009年夏のボーナスは厳しいかもしれない」という不安を感じる人は少なくない。また、一部企業で始まった正社員の賃金カットのニュースは、たとえ現時点では自分の会社は大丈夫でも、「この先はわからない」という不透明感、不安感をかき立てる。「明日は我が身」という嫌な予感がするのだ。

 回答で目立つのは、「残業が減った」「残業ができない」という声だ。基本給カットまでは踏み込まない企業でも、実際に仕事が減り、売り上げが少なくなれば、残業時間規制などで無駄なコストを減らすしかない。しかし、それは残業代に一部依存していたエンジニアの生活に少なからずの影響を与える。何らかの生活防衛策が必須になってきているようだ。

■ナマゴエ!!
Q.現在の不況で給与・賞与にどんな影響があったか?
・ちまたで言われるほど影響は出ていないが、来期への影響は必至(システム開発/26歳)
・ボーナスは夏・冬同一なので、今回は影響がなかった(システム開発/25歳)
・給与は変わらないので安心だが、冬の賞与でテレビを買おうと思っていたのを、結局やめた(機械設計/27歳)
・冬のボーナスは3.05カ月と言われていたのに、結局2.8カ月になってしまった(機械設計/28歳)
・うちは特に海外の顧客が多く、半導体関係ということもあり、かなり世界経済のあおりを受けている(研究/29歳)
・最近、残業規制が始まってきた(品質管理/29歳)
・残業を抑制するように言われた。サービス残業を強いられるようになった(研究/29歳)
・会社の売り上げが少なくなり、残業ができなくなったために、残業代が入らなくなった(生産技術/27歳)
・会社が倒産するかもしれないので、給与アップを訴えることを躊躇してしまう(システム開発/28歳)

■会社の節約にも積極参加。一丸となって不況に取り組む
 進行する不況に対して、一人ひとりのエンジニアはどう対処すればいいのか。最も多いのが「節約」の36%だが、「特に何もしない」という人がほぼ同じ割合の35%いるのは、少々意外だ。対策が思いつかないほど状況の変化のスピードが速いのだろうか。対策としてはほかに、「貯蓄・投資」19%、「スキル・キャリアアップに投資」8%、「副収入を上げる」2%となっている。節約の中身をみると、まず会社が要請する省エネ・省資源・省経費などの節約策に、社員として呼応しようという動きが見える。

■ナマゴエ!!
Q.あなたが個人的に心がけている経費節減法は?
・不要なプリントをやめる。不使用の電気機器の電源オフ、暖房等の温度を控える(システム開発/25歳)
・備品の購入は最小限にとどめる(回路設計/30歳)
・無駄な出張を減らし、たとえ出張したとしても出張費をなるべく抑える(研究/35歳)
・残業をしないようにスケジューリングをしっかりやる(社内SE/30歳)
・交際費の申請はしない(汎用機系システム開発/30歳)

 グローバル不況に対して、単に政府や会社の無策をあげつらうのではなく、全社一丸となって無駄なコスト削減に取り組み、なんとか危機を乗り越えようとする涙ぐましいまでの努力を感じる。

 ここでは企業の一員としての取り組みと、個人としての節約は、必ずしも矛盾しないのだ。例えば「不使用の電気機器の電源オフ」を職場の節約法として挙げたエンジニアは、家庭でも「無駄な電気を消す。暖房の温度を控える」と答えている。オフィスの省エネ意識が家庭の省エネに繋がり、家計のスリム化が逆に職場の無駄を気づかせる。そういう循環が生まれている。さらにエンジニアらしい不況脱出策を示唆するコメントもある。……≫続きはこちら


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