昨年5月12日に発売された「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で“区切り”を迎え、約9か月間連載を休止していた「美味しんぼ」が、2月23日発売号(第13号)から再開することが明らかになった。現在発売中の同誌(第12号)に掲載された次号予告で告知が行われている。

「美味しんぼ」は四半世紀に渡り、主人公の山岡士郎と、その父・海原雄山の「親子の確執」が描かれてきた。海原雄山が芸術に没頭するあまり母親に無理を強い、死に追いやったことから絶縁状態となり、山岡士郎は事あるごとに海原雄山に反発。作品内で繰り返し行われている「究極vs至高」の対決も、この親子間の対立が軸となっている。

“区切り”とされるのは、第589話その11「究極と至高の行方」において、山岡士郎と海原雄山がついに和解したため。その意図について原作者の雁屋哲は、ストーリー上の必然というよりは、「ひとえに私の我が儘」「どうにもこうにも、身体が続かなくなってきたのだ」「脳みそが空っぽになったというのか、硬直してしまったというのか、何も案が浮かばない」と、体力の限界から仕事のペースを落とすためだったとブログで告白している。

今回の連載は「日本全県味巡り 和歌山編」から再開。「ビッグコミックスピリッツ」の告知では「世界遺産に豪商・紀伊国屋文左衛門の伝説、そして醤油発祥の地。…まさしく日本の故郷ともいえるこの土地を、原作者・雁屋哲と取材班が、その脚と舌の全力をもって徹底的に味わい尽くした、日本の底力再発見のガチ取材!! 味わう感激、知る感動、これぞ素晴らしき日本の『食力』。まさに究極ともいえるその姿を、ご堪能あれ」と予告している。

ちなみに、昨年9月から「美味しんぼ」の作画を担当する花咲アキラが「ビッグコミックスピリッツ」に連載していた戦国時代モノ「のぼうの城」は、2月9日発売号(第11号)をもって終了。「美味しんぼ」再開への準備は整っている。