“ミラノ・ダービー”となるセリエA第24節ACミラン戦を翌日に控えた14日、インテルのジョセ・モウリーニョ監督が、記者会見に臨んだ。

「ACミランがどのような布陣で臨むかは関心ない。また、先発11名についての迷いもない。ただ、ベンチ入りのメンバーは決めかねている。私にとって、ドローは納得のいく結果ではない。しかし、ダービーを意識しているからではなく、リーグ戦で優勝するために勝利が必要なんだ。第1戦との違い?シーズン終了が近付いており、数字上でも注意が必要となる。接戦が予想され、得点チャンスは少ないだろう。だからこそ、チャンスは必ず得点につなげなければならない」とモウリーニョ監督。

また、ACミランのアンチェロッティ監督が、審判に抗議をしたモウリーニョ監督を批判したことについては「監督として、それぞれのポリシーを貫けばいい。私は彼の仕事を批判したりしない。また、彼は私について好きにコメントすればいい。私には、人のことをあれこれ考る時間の余裕はない。彼の経歴には敬意を払う。彼は彼、私は私だが…。彼が私より優秀な点もあるが、私が勝っている点もある。我々は共に優秀な監督だ。ここ数年、イタリア国内でインテルが強く、欧州の舞台でACミランが強いのか、理由は分からない。国内リーグ戦では、その年の最強チームが勝つが、欧州CLはそうではないというのが私の持論だ。もちろん偉大なチームでなければ欧州CLを制することはできないが…。ACミランには好きな選手がたくさんいるが、どういうわけか我々との勝ち点差は『8』と開いている」と皮肉たっぷりに語った。