コナン君と金田一少年の疫病神対決から始まった、大真面目に漫画の主人公を現実世界の尺度で分析するこの企画。今回のテーマは、”靴箱いっぱいのラブレターなんて本当にありえるのか?”というもの。最近の漫画ではあまり見られなくなったが、「牛乳に相談だ」のCMでも使用されたこの表現。まだまだ靴箱にラブレターを入れる行為は、日本のどこかで行われているのかもしれない。だが、いくらモテモテでも、あんなにラブレターは受け取れるものなのだろうか。靴箱の容量と生徒数から考えてみた。

朝、モテモテの生徒が登校し靴箱を開けると、大量のラブレターが流れ出てくる。これは、一昔前の学園漫画のお約束である。さらっと読むと、「モテモテなんだな」で済むこのシーン。よく考えるとこれ、かなりおかしい。

まず、靴箱の容量は縦・横・高さ30センチ程度。ということは、約27,000立方cm=27,000ミリリットル。500ミリリットルのペットボトルが54本分の容量だ。この容量の場合、10通や20通では流れてこない。少なくとも、200通くらいは入っていないとダメだろう。

1日で200通もラブレターをもらっているとすると、この生徒はかなりすごい。何故なら、東京都の都立高校の平均生徒数が658人。この半分が女子生徒だとして、約329人。つまり、2学年の女子生徒のほとんどからもらっていることになるからである。

これが1日だけだったしても十分すごいのだが、漫画の中にはたまに、これが毎日続くような生徒がいる。毎日同じ生徒からもらっているのだろうか。だとしたら、近所の文房具屋でレターセットの売り切れが続出してしまうのではないだろうか。

329人中200人からラブレターをもらうということは、モテるというレベルではない。ここまでいくと、洗脳しているとしか考えられない。もしくは、同じ生徒が何通も入れているのだろうか。ひとクラス36人程度の生徒数の学校だとすると、そのうちの女子生徒数は大体18人前後。18人が11通書けば、200通くらいできなくもない。しかし、それでもひとり11通もラブレターを書くなんて行為は尋常じゃない。となると、200通のラブレターの中に、男子生徒からのものも含まれているのではないだろうか。それでもやはりおかしい。

以上のことから、靴箱いっぱいのラブレターはありえないということが言えるだろう。そもそもそれ以前に、靴箱にラブレターなど入れたら靴の匂いがうつってしまうのでやめた方がいい。もうすぐバレンタインデーだが、同じ理由から、チョコレートを靴箱に入れる行為はオススメしない。靴の匂いがしない人でも、食べる気と喜びが失せてしまう可能性もあるからだ。
(編集部:藤岡あかね)

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【参照】
@niftyデイリーポータル
東京都教育委員会ホームページ 都立高校全日制課程在籍生徒数の推移