11日に行われるU−21スウェーデン代表との親善試合のU−21イタリア代表メンバーに招集されたインテルのFWマリオ・バロテッリ(18)。10日早朝までミラノのディスコで夜遊びしていたバロテッリは、飛行機に乗り遅れ、10日からトリエステで行われる合宿に遅刻した。バロテッリはインテルでも移籍退団示唆などの問題行動が続き、ジョセ・モウリーニョ監督の逆鱗に触れていた。

U−21イタリア代表のピエルルイージ・カシラギ監督は「18歳にしてクラブ、代表でも欠かせない要素となるべき青年のこのような行動は本当に腹立たしい。彼とはじっくり話し合った。彼が私の気持ちを理解してくれることを願っているが、確信は持てない。代表というものはクラブとは異なる。代表のチャンスを得た選手は、最大限に生かさなければならない。遅刻した彼を追い返さずに代表チームに合流させたのは、私の判断だ。理由は、代表で彼がミスを犯したのは今回が初めてだからだ。私はミスを犯した全ての選手に対して、1回はチャンスを与えることにしている。バロテッリのミスが今回で最後かどうかは分からないが…」と怒りを押し殺しながら話した。