コナン君と金田一少年の疫病神対決から始まった、大真面目に漫画の主人公を現実世界の尺度で分析するこの企画。今回のテーマは、”漫画のように、かかってきた電話の内容や書いている手紙の内容を声に出したらどうなるのか”というもの。ビジネスシーンに置き換えて考えてみた。

主に探偵漫画など、刑事が出てくる漫画によくあるのが、事件に巻き込まれている最中にかかってきた電話をとるシーン。この時、必ずと言っていいほど、「何ぃ?どこどこで何々が発見されたぁ?」などと電話の内容を繰り返して喋る。何故、相槌じゃいけないのだろうか。また、彼らに守秘義務というものは存在しないのだろうか。

これを、現実世界で置き換えてみるとしよう。確かにビジネスマナーとして、社内で外線電話をとった際に相手の社名、名前、用件を繰り返すことはある。だが、社外で携帯電話をとった時に、電話の内容をオウム返しに喋っているビジネスパーソンは見たことが無い。実際そんなことをしている人がいたら、目立ってしょうがない。その上、かなり恥ずかしい。

ちなみに漫画の場合、電話を切る時は大抵「わかった。今行く」と言う。これはかなりの独断だ。ビジネスの基本である報連相を無視している。普通はこんな勝手なこと(例えるなら、仕事中に突然、無断で外出するなど)は許されない。こんなことをする人は、今流行の“モンスター社員”の一歩手前だろう。

次は、手紙を書いている最中のシーン。主に少女漫画によくある。必ずと言っていいほど、「前略まるまる様へ。お元気ですか?」などと手紙の内容を声に出して読む。こちらは電話と違って一人なので、周りに迷惑がかからなくていい。だが、喋りながら書いたら書くスピードが遅くなって不便ではないのだろうか。

そしてこれも、現実世界で置き換えてみるとする。社内でメールを書いている時に、その内容を声に出してみるのだ。するとどうだろう。極端に仕事の効率は悪くなる。その上、近くの席の人には迷惑がられる。もしくは上司から注意される。結果、その人の評価はがた落ちだ。

こうやって考えると、このふたつは本当にありえない。というか、現実世界にはこんな人はいないはずだ。なのに何故、こんなシーンがまかり通るようになってしまったのだろうか。不思議でしょうがない。
(編集部:藤岡あかね)

【関連記事】
<テック漫研>「手刀で一撃!」で気絶は本当か?
黒崎一護も麻倉葉もヤバイ?バトル漫画の高校生ダブリの可能性はどのくらい?
コナン君と金田一少年、”疫病神”はどちら?
医学博士が真相解明!「あしたのジョー」は”アノ”後も生きていた。

-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!