セリエA第21節の全10試合が各地で行われた28日、首位インテルはアウェーでカターニャと対戦し、2−0勝利を収めた。勝ち点を「49」に伸ばしたインテルは、2位ユベントスがウディネーゼ相手に1−2敗戦に終わったため、2位との差を「6」に広げた。

インテルは前半5分、FWクルスのクロスにMFスタンコビッチがヘディングで合わせ先制。同31分にはMFムンタリがカターニャMFテデスコに対するファールで、一発退場する場面も。後半26分、スタンコビッチのロングパスから、最後はFWイブラヒモビッチが決めて勝負あり。

 試合後“SKY”のインタビューに応じたインテルのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは「累積警告明けの自分にとって、価値ある1勝となった。監督不在(20節サンプドリア戦での主審に対する抗議で出場停止)だったが、それでも我々の強さに変化はなかった。数的劣勢に立たされたが、我々は素晴らしい試合をした。ユベントスやACミランが勝利を収めていなかったこともあり、この勝利はとても重要だ」と胸を張った。

 一方、ムンタリの退場については「レッドカードに値するほどのファールではなかった。審判はプレシャーを感じていたのだろう。審判は常にベストを尽くす努力をしている。我々も彼らをサポートし、彼らも我々をサポートする良好な関係でなければならない」と話した。