ついに最新の『ファイナルファンタジー13』(以下、FF13)のムービーが公開された。いままでにないロングタイムのムービーで、『FF13』の世界観をしっかりと把握することができる。その戦闘の描写や、映画的という使い古された言葉では表現できないほどの躍動感あるカメラワーク! いやでもワクワクせずにはいられない内容だ。

■秀逸なカメラワーク
特に今回のムービーで注目すべき点は3つある。まず、今までの『FF』シリーズにはない迫力あるカメラワーク。これは非常に作品のリアリティと臨場感をアップさせている。グラフィックのリアルさよりも、カメラワークによる視点効果のほうが物語を盛り上げてくれるのかもしれない。

■キャラクターたちの性格がわかる
つぎに、キャラクターそれぞれの性格がわかるシーンも見所だ。数分のムービーではあるものの、主要キャラクターの性格が断片的なストーリー描写により理解できる。主人公ではないものの(?)、この物語を見届ける語り部のような少女も登場して、期待感が膨らむ。

■アクロバティックな戦闘展開
最後は、戦闘シーンだ。まるでムービーのような美麗さで戦闘が続く今回のバトルシステムだが、戦い方は前作までのシステムをふまえつつ、描写が格段に迫力あるモーションとカメラワークになっている。まだこのムービーを見ただけでは断定できないが、この戦闘の描写に今いちばん似ているのは『ラストレムナント』の戦闘シーンかもしれない(はるかに『FF13』のほうがアクロバティックだが)。

■しかし気になる点
だが、一点だけ気になった点があった。戦闘シーンのフレームレートが、やや低いように思えるのだ。多くのキャラクターや背景、モーションが必要とされるシーンはフレームレートを落として(低くして)描写をリズミカルにしたり、アラが見えないようにするものなのだが、もしかすると『FF13』も同じように戦闘シーンだけフレームレートを落としているのかもしれない。

まだ完成品ではないのでなんともいえないが、とにかく描写が楽しいゲームなのは確かであり、新たな体験をさせてくれる秀逸な作品になりつつあることも確かだろう(最新の『FF13』ムービーはこちら)。
 
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