映画『スパイダーマン』に登場する、スパイダーマンやその敵たちの能力。ニューサイエンティストマガジンによると、そのいくつかは30年以内に実現が可能とのこと。たとえば自分自身の体に装置を装着するかたちで、X線で自由自在に透視をすることや、自分を透明にしてしまうこと、スパイダーマンのように壁をよじ登ったりすることが可能だというのだ。

ほかにも、『007』シリーズのジェットパック(背中にエンジンを背負って空を飛ぶマシン)も30年以内に実現可能で、携帯型の治療セット(自動的に体内の傷を発見して治療するマシン)も可能だという。30年以内に実現が可能とされている技術をいくつかまとめてみた。ここでいう実現とは、一般人が使用できるようになるという意味も入っている。

・人間が発するエネルギーを電池として使用
人間の熱や運動エネルギーを充電し、たとえばiPodやケータイの電力として使用することも可能になる。それにより、電池を購入したり、電源から充電する必要はなくなり、省エネに大きく繋がる。

・リアルタイム自動翻訳機
相手がどこの国の言葉で話していても、リアルタイムに自動翻訳をしてくれる携帯型の装置。これにより、言葉の垣根がなくなり、さまざまな国の人たちとの交流が可能になる。それだけビジネスチャンスも広がって、経済効果をあげることにもなる。

・ダイバー用半永久的酸素供給機
酸素ボンベを背負わなくても、半永久的に酸素を取り入れることができる装置だ。海水から酸素だけを取り込み、いつまでも潜水していることが可能である。

・におい噴射式テレビ
番組の内容に合わせてにおいが噴射されるテレビ。これについては映画館などですでに行われている技術で、視覚以外の嗅覚にうったえかけるPRなどが可能になる。

……と、さまざまな技術が実現可能とのことで、非常にワクワクしてしまう。とはいえ、できればもっとアニメーションのような未来も希望したいところ。空を飛ぶ車が空中で交通渋滞を起こしていたり、チューブを中を走るリニアモーターカーなどがビルとビルの間を走っていたりと、そういう未来はいつ来るのだろうか?