「ユーチューブ」転載の動画は、すでに50万回以上再生されている

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   外国のCMは、日本と比べて奇抜なものも多い。その中でも、英国のコンドームメーカーが制作したCMが、ネット上で注目を集めている。コンドームで作られた「風船人形」3体が登場し、お互いに性行為を始める、というもので、仮に日本国内で放送されたとすれば、苦情が殺到するのは間違いなさそうな内容だ。全世界のネットユーザーに相当な衝撃を与えたようで、動画投稿サイトに転載されたCMにはアクセスが殺到、多いものでは、すでに再生回数が50万回を突破した。

CM制作は米ニューヨークのCMプロダクション

   話題になっているのは、英国のコンドームメーカー、SSLインターナショナル社が展開するコンドームのブランド「デュレックス」のCMだ。「デュレックス」は、コンドームの世界シェアの約25%を占めるとされる。

   CMの長さは30秒で、コンドームを膨らませて作られた、犬の形をした「風船ぬいぐるみ」が登場。冒頭、ピンクとブルーのぬいぐるみ1体ずつが登場し、ピンクのぬいぐるみがブルーのぬいぐるみに対してお尻を突き出し、以降さまざまに向きを変えながら性行為を行っているように見える動きをする。CMでは、特に音楽などはなく、ゴムとゴムとが擦れ合う「ミシッ、ミシッ」といった音が、ひたすら流れる。中盤には、オレンジ色のぬいぐるみも新たに登場。3体で「行為」が続き、最後に「デュレックス」というロゴ入りとともに「Get it on」という標語が映し出される。なお、「Get it on」という言葉は、「物事を楽しくやる」「性交する」などと訳されることが多い。

   このCMを制作したのは、米ニューヨークのCMプロダクション「スーパーファド」のロバート・ルーガン氏。同氏の公式サイトによると、これまでにもコダック、大手通信会社のベリゾン・ワイヤレス、家電メーカーのフィリップス、テレビ局のHBO、ESPNなど、世界の有名企業の広告を担当している。

   「スーパーファド」の発表資料によると、このCMでは、

「米国での製品の使用を促進するために、断固として、喜劇的なねじれ(体位?)をしている」

   などと制作意図を説明。

英語によるコメントは賛否両論

   また、ルーガン氏は、

「広告代理店が私たちにCMを作る機会を与えてくれただけでなく、後押ししてくれた。電話会議が、これまでにないほど楽しかった」

   などと振り返っているという。

   このCMの動画は1月上旬に次々に「ユーチューブ」などの動画共有サイトに転載され、数十万回単位で再生されているものも多い。最も多いもので約52万回再生されており、すでに200近くのコメントがついている。内容は、

「あからさますぎる!」
「まあOKなのではないか」
「あはははは こりゃ楽しい」
「最高のCM」
「気分が悪くなる」

   などと賛否両論だ。ただし、現段階では英語によるコメントが大半で、日本語によるコメントは皆無と言って良い。英語圏と日本語圏とでは、このCMの受け止め方に、かなり差が出てくる可能性もありそうだ。

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