イタリア首相でACミランのオーナーでもあるシルビオ・ベルルコーニ氏が、マンチェスター・シティから1億2000万ユーロ(約144億円)にも上る巨額の獲得オファーを提示されているブラジル代表MFカカ(26)の去就について語っている。

ベルルスコーニ氏は「まだ結論は何も出していないが、このような高額オファーを提示された選手を残留させることは容易ではない。カカが移籍することになれば残念だよ。私には決定権はないが、自分の考えはアドリアーノ・ガリアーニ(副会長)に伝えてある」と説明。

続けて「我々はカカの年俸をこれ以上、上げることはできない。また、バランスを保つために全選手の年俸を引き上げることもできない。今はただカカの残留を願うばかりだが、誠実な対応をしたいと考えている。シェーバ(シェフチェンコ)のチェルシー移籍を承諾したときのように、カカにも兄のような立場で彼に接したいと考えている」とカカ放出の可能性も視野に入れる発言をしている。