脱税芸能プロ「アバンギャルド」の悪質手口

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 06年までの3年間で約11億4000万円の法人所得を隠し、約3億4000万円を脱税したとして東京国税局から法人税法違反罪で東京地検に告発された芸能プロダクション「アバンギャルド」(東京都目黒区)と牧野昌哉社長(41)。すでに修正申告には応じたものの、手口はかなり悪質で、牧野社長には実刑の可能性もあるという。

 「一時期、芸能プロの脱税発覚が相次いだ時期がありましたが、この不況で国税も金のあるところを徹底的に狙い撃ち。牧野社長の場合、私腹を肥やし、同業他社に敵が多く、こうなるのは時間の問題だった」(芸能プロダクション関係者)
 同社は眞鍋かをり(27)や小倉優子(25)らの所属タレントを、名前を似せて設立した「アヴァンギャルド」と、牧野社長の父親が代表を務める「マテック」の関係会社2社に所属しているように偽装。DVDや写真集などを出した際に2社からタレントの派遣などの撮影協力を受けたように装い、架空経費を計上して利益を圧縮。さらに、3社の口座はいずれも牧野社長が管理し、それぞれの決算期にあわせて3社の金を動かし、いずれの会社も利益が膨らまないよう調整していたという。
 「牧野社長は都内の豪邸に住み、高級外車を乗り回しているにもかかわらず、所属タレントは薄給で、脱税した金で私腹を肥やしたのは一目瞭然(りょうぜん)」(同)

 同社は東京国税局の強制査察後の昨年3月、眞鍋や小倉らが現在所属する芸能プロ「アヴィラ」と業務統合したとホームページ上で発表、所属タレントも移籍させ、社長には牧野氏と別の人物が就いていたが、牧野社長は“院政”を敷いていたという。
 「大阪にある小倉がプロデュースの焼肉店の出店などは牧野社長が決めたこと。小倉は名前を貸しているだけだが、牧野社長はそれでも自分の懐が潤うので快諾。当然、小倉には全く実入りがない」(週刊誌記者)

 01年には、安室奈美恵らが所属する「ライジングプロダクション」(現ヴィジョンファクトリー)の平哲夫元社長が法人税計約11億円を脱税したとして逮捕・起訴され、懲役2年4月の実刑判決を受けた。現在は刑期を終え、関連会社のプロデューサーとして復帰している。
 「平元社長の場合、所属タレントや関係者に慕われ、脱税したのは私腹を肥やすためではなかったので、何の問題もなく復職した。しかし牧野社長の場合、そうはいかない」(同)
 牧野社長には今後、裁判を経て実刑判決が下る可能性もある。
 「眞鍋、小倉ら所属タレントは他の事務所に移籍すると言われ、側近も離れるだろう。今回の件で事実上、芸能界から追放されることになりそう」(別の芸能プロ関係者)
 国税局は芸能界に標的を定めているともささやかれるだけに、脱税事件の今後が注目される。

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