11日に行われたプレミアリーグの試合で、優勝争いのライバル、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがオールド・トラッフォードで対戦。ユナイテッドが3−0で快勝し、首位リヴァプールとの差を5ポイントまでに縮めた。

 イングランド代表のカペッロ監督、インテルのモウリーニョ監督らがスタンド観戦するなか、ユナイテッドは前半終了間際にギグスの左CKをファーのヴィディッチが頭で押し込んで先制。これで主導権を握ると、63分にはロナウド、エヴラとつないで、ルーニーがアシュリー・コールの股間を抜くシュートを決めて2−0。さらに、87分にはロナウドのクロスをベルバトフが流し込んで試合を決定づけた。チェルシーは中盤でボールを回しはするが、決定的チャンスを作れないまま、今季アウェイで初黒星となった。

 ユナイテッドはリヴァプール、チェルシーよりも2試合消化が少なく、これでいよいよ世界王者が優勝争いで主役を演じる舞台が整った。

 また、ウィガン対トッテナム戦では、0−0で迎えたロスタイムにフィゲロアが移籍初ゴールを決めて、ウィガンが1−0で勝利。ウィガンはこれでリーグ戦7試合で6勝目を上げて7位、一方のトッテナムは勝ち点20のままで降格圏に逆戻りとなった。