年収ダウンでもOK? お金とやりがい、どっちが大切か
転職時の給与アップは誰もが願うこと。ただ、実際は仕事の内容との見合いということになる。給与大幅アップというわけではないが、それでも仕事と生活の充実を求めて転職を決断した2人のエンジニア。その転職プロセスを追うことで、給与と仕事の関係を考えてみた。

CASE1 通信大手子会社から大手企業グループ設計会社へ
 Y.Aさんは新卒で派遣会社に登録。サーバーやネットワークの管理、ヘルプデスクなどの業務を皮切りにITのキャリアをスタートさせた。メーカーの社内 SEとして派遣されることが長く、そこで上記の業務に加え、セキュリティ対策、Webページ構築などの経験を積んだ。4年間の派遣経験を経て、2年前に通信大手系子会社に正社員として就職した。「やはり、派遣社員という雇用形態の不安定さが気になっていましたし、いずれは正社員でやってみたいという気持ちがありましたので」

 ただ、通信系子会社の職場環境は決して期待していたほどのものではなかった。
「仕事は主に、グループ内企業のシステム構築やネットワーク監視。データセンター勤務だったときはまだよかったのですが、今年になって本社に異動になると、めっきり仕事が減ってきました。景気の影響もあるのかもしれません。これまで月に50〜60時間あった残業が、今月などはゼロ。手取り給与も30万円から20万円と激減です」

 大手系子会社で、それなりに歴史のある会社とはいうものの、それゆえの悲哀もあった。幹部社員のほとんどが親会社からの出向、取引先はグループ内が中心で、外販で事業を拡大していくという覇気がうかがわれない。グループ内には似たような事業を行う企業がほかにもあり、親会社が本気で整理するなら、真っ先にその対象になってしまうかもしれない不安もあった。

「それなのに、私の上司が、何が気に入らなかったか、親会社の仕事を一度断っちゃったことがあったんですよ。それっきりその部署からは電話もこなくなっちゃった。これ、やばいです」
 将来の給与上昇見通しを、一度上司に尋ねたことがあった。 「伸びたとしても1年で1万円程度。しかも昇給する人間は限られている。たとえ役職についても、手当が3000円とか4000円、課長になってようやく1万円。悲観しましたね」……≫続きはこちら



■関連リンク
livedoor キャリア


■ケータイ関連リンク
モバイル版 livedoor キャリア