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「ハローワーク」は本当に必要なのだろうか?(下)=「職業訓練所」編

2009年01月08日13時06分 / 提供:PJ

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普通であればたった3カ月しかもらえない「失業手当」が、「職業訓練」をうけることで、もらえる期間が「6カ月」になることがわかり、「訓練」をうけることにした。といっても、希望すれば誰でも、というわけではなく、入校するにはちゃんと「試験」を受け、「合格点」をとらなければ入学できない。「国語」「算数」などがあり、しばらく遠ざかっていた世界なので頭もなかなか働かない。だが、辛うじて「合格」をもらい、入学することになった。

 「体の具合でもわるくなったら、休めばいいか?」などと軽い気持ちでいたら、とんでもない。毎朝はやくから登校し、みっちり夕方まで講義を受けた。受けた講義は確かに“有意義”ではあったが、専門的な技術は短期間で習得することは難しかった。

 6カ月間、がんばって「講義」を受けたおかげで「失業手当」もしっかりもらい、次の仕事を何にしたらよいのかじっくり考えることができた。ただ、ならっている「技術」と、実際仕事に役立つ技術には、かなりの「開き」があった。プロの職人さんが何年もかかって習得した技術が、たった6カ月足らずで覚えるなど、しょせん無理なことだった。

 このように、専門の技術職につくためには、「訓練」が欠かせないが、一般の派遣会社が行う、1週間程度の訓練では、とても「専門技術」を習得するには短すぎると思う。そのため職業につくまでに「職業訓練校」などで勉強し、技術を習得することが必要となる。職業訓練校には、大きく分けて「有料職業訓練校」と、「無料職業訓練校」があって、「有料」のほうでは「授業料」がかかり、入校試験でもあらかじめ「試験料」が必要とされる。一方、「無料」のほうでは授業料が不要だが、受講期間も短く種類も少ない。

 「職業訓練校」の申込書を見ると、「申し込み」の煩雑さがよくわかる。まず、年齢によって申し込みできる「科目」が違う。25歳以下、30歳以下、35歳以上、50歳以上など、体力に違いはあるものの、学びたい科目に年齢による違いはあまりないと思われるのに、年齢制限があるのは理解できない。また、「失業給付」や「訓練手当」を受けながら通学しようとする人は、「ハローワーク」に相談しなければならない。その他、募集時期なども細分化され、「入学案内」を熟読する必要がある。この手続きの煩雑さが、「職業訓練校」離れを引き起こして、気軽に学べる「民間」のスクールに流れてしまうのではないだろうか?

 「職業訓練校」も面倒だが、基本の「ハローワーク」が、「求職」、「失業手当」、「職業訓練」にすべてかかわっていることが煩雑化の原因になっていると思う。「求職」は“民間”に、「失業手当」と「職業訓練」は“職業訓練校”に、その役割をまかせてしまえば、「ハローワーク」は必要ないのでは?【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 工藤 和江

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