1月6日放送の「トライアングル」(フジテレビ系)で今冬のテレビドラマがスタートしたが、その中でも注目を浴びているのが1月16日放送開始のテレビ朝日系ドラマ「歌のおにいさん」。「嵐」の大野智が弾けた役柄に挑戦するとあって、初主演ドラマ「魔王」(TBS系)と違う演技に期待が集まっている。

そんな「歌のおにいさん」の共演者が1月7日に正式発表された。2年4カ月ぶりに連続ドラマ出演となる木村佳乃ら豪華な顔ぶれの中で、異彩を放っているのが、大野智演じる主人公の元彼女役に抜擢されたGIRL NEXT DOORのボーカル千紗だ。GIRL NEXT DOORでデビューする以前にもCMや映画などへの出演経験のある千紗だが、「ガルネクの千紗」としては連続ドラマ初出演。にもかかわらず、「歌のおにいさん」公式サイトでは主演の大野智の次にクレジットされているため、ネットで批判の声が上がっている。

ドラマ公式サイトによると、その役柄は「新人歌のお兄さんとして悪戦苦闘する健太とは対照的に、メジャーデビューが決定し、大きく羽ばたいていくバンドのボーカリスト」とのこと。2番手にクレジットされていることからも、かなり重要な役であることが分かる。

そんな大役に“新人歌手”が抜擢されたことで、ネットでは「これはヒドい」「このドラマ大丈夫?」などの声が殺到。また、所属するエイベックスに対しても「どこまでゴリ押しすれば気が済むんだ」との批判が寄せられている。

GIRL NEXT DOORは、エイベックスが設立20周年を記念し、社運を賭けてデビューさせた大型新人ユニット。同社初となる全面プロデュースのアーティストのためか、かなり強力なプロモーションを行っており、昨年末の「日本レコード大賞」で優秀新人賞を受賞したほか、デビュー3カ月にもかかわらずNHK「紅白歌合戦」への出場も果たした。

「紅白」出場に関しては和田アキ子も苦言を呈したとされ、視聴者からも実績のないユニットが出場することに批判が殺到。「エイベックスのごり押しだ」などの声が上がっていたが、今回のドラマ出演でまたしても視聴者の反感を買ってしまったようだ。