「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈が実は”生きていた”ことがわかった。理由は、医学的見地から「座ったまま死ぬことは不可能」と証明されたため。タイトルどおり、“あした”に続く結末が真相となった。

昨年11月に放送された「堂本光一PRESENTS 死ぬまでに知りたい10の事 〜知神(しりがみ)さまのギモン評議会」(日本テレビ)で、「あしたのジョー」の衝撃的な事実が明らかとなった。

主人公の矢吹丈が世界チャンピオンのホセ・メンドーサに負け、燃え尽きて白くなってしまうというラストシーンは、我々の脳裏に強く焼きついている。一般的には、ジョーは「死んでしまった」と思わせる終わり方であった。しかし、白くなっても生きているのか、それとも死んでしまったのか。連載が終了してから数十年を経た今日まで、彼の生死は正確には謎のままだった。

番組内で「あたしのジョーは死んだのか?」という疑問を医学博士に質問したところ、「矢吹丈は生きている」との見解が発表された。
医学的に見ると、「疲労で死亡した場合、座ったまま笑うことは不可能。あれは疲れて休んでいるだけに過ぎない」とのこと。
それについて、最初は「読者の想像にゆだねたい」と言っていた作者のちばてつや氏も、「それを聞いて安心した。タイトルだって、”あしたのジョー”なんだからね」と同意した。

以上のことから「あしたのジョー」のラストシーンの真相は、「矢吹丈は生きている」と結論づけてもいいだろう。
これはタイトルどおりの結末というわけだ。
医学的見解と作者の意見というタッグがあれば、どんなに強く「矢吹丈は死んでいる」と主張する人も納得させられそうだ。
やはり名作のラストシーンは、このようにずっと読者に夢を与え続けるものであってほしいものである。
(編集部:藤岡あかね)

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