ギター型のコントローラーを駆使し、リズムに合わせてボタンを押していく音楽ゲーム「ギターヒーロー」。有名ミュージシャンの名曲が多数収録されているため欧米では驚異的な人気を誇っており、第1作の売り上げは10億ドル(約900億円)を突破した。ゲーム専門誌だけでなく、音楽専門誌からも高い評価を得ている。

今年3月には、第3作「ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック」が発売され、米国では発売6日間で売り上げ140万本を記録。前作以上の人気ぶりだ。今作ではギター型コントローラーのデザインに、米ギブソン社の名作ギター「レスポール」モデルを採用した。

同作にはローリング・ストーンズやセックス・ピストルズ、キッス、メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズらの代表曲が収録されているが、「シングルプレイ」モードで最高難度を誇るのが「悪魔はジョージアへ(The Devil Went Down To Georgia)」。同曲の難しさは常軌を逸しているほどで、「フィンガーキラー」とも評価されているが、それを完璧に演奏した動画が米国から「YouTube」に投稿され、話題を呼んでいる。

「悪魔はジョージアへ」は、チャーリー・ダニエルズ・バンドが1979年に発表した大ヒット曲。00年公開の映画「コヨーテ・アグリー」で使用されたことでも有名だ。「ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック」に収録されている曲はアレンジが施されており、オリジナル曲のバイオリンで演奏されている部分などをギターに割り当てているため、原曲よりも難度が上昇しているようだ。

「YouTube」で話題になっているのは、「The Devil Went Down To Georgia First FC 100% Guitar Hero 3 Expert With Hands Video」と題された動画。ストリーミングでライブ配信されたもので、この超難曲を1つのミスも出さずにパーフェクトに演奏し、3087点という驚異的な得点をたたき出している。演奏者は当初800点ほどしか出せなかったが、10日間の練習を積んだだけでここまでのレベルに達したのだとか。さらに、この人物が13歳の少年というから驚きだ。

「YouTube」での再生回数は50万回に迫っており、完璧な演奏を称賛するコメントも6000件以上寄せられている。いとも簡単にプレイしているようだが、日本人が「ニコニコ動画」に投稿した「Guitar Hero 3 [XBOX360]-The Devil Went Down to Georgia /Expert」というタイトルの動画を見ると、米国の少年がいかに優れているかがよく分かる。

13歳にして“ギターヒーロー”になったこの演奏者、卓越した指使いを駆使して、今後は本物のギターで世界をあっと言わせるかもしれない。