18日に妻とともに遺体で発見されたジャスティン・レヴェンス。

(18日には、人気選手ジャスティン・レヴェンスも銃で死亡)

12月26日、UFCで活躍した総合格闘家がささいな口論がきっかけで、知人の男性の銃で30歳の若い命を落とした。ほんの数日前にも、28歳のUFC選手が自宅で妻とともに銃殺体となって発見されている。UFCで力を試してみたいと転身を決めた北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧選手も、現地ではそれなりの緊張を強いられることになるであろう。


26日に射殺されたのは、MMA(ミレティッチ・マーシャルアーツ・センター)に所属していた、アイダホ州出身のヘビー級選手、ジャスティン・エイラーズ(享年30)。地元テレビ局KIVIの報道によれば、胸に受けた一発の銃弾が命取りになったという。

容疑者はジェームズ・マレックというジャスティンの母親の恋人の男で、すでに警察に身柄は拘束されている。

実は今月17日、もうひとりの選手が銃の犠牲になっている。ペンシルバニア州出身でファス・バーリトゥード所属のジャスティン・レヴェンスという28歳の選手が、妻サラさんとともに、南カリフォルニアの自宅で銃殺体となって発見されたのだ。

この事件についてはまだ断定には至らないものの、部屋の様子に争った跡がないことや発砲の状況から、自殺の可能性が高いものと警察では見ているようだ。

また、9月には元ミドル級王者エヴァン・タナーが、もうすぐ復帰戦という時期に、自殺予告とも受け取れるメッセージを残したままふらっと「自分探しの旅」に出て、灼熱の太陽の下、カリフォルニアの乾いた荒野で遺体となって発見されている。やはり、心の中では孤独とも闘わなければならない世界であるようだ。

さて、北京五輪柔道100キロ超級で金メダルに輝きながら、柔道の道を捨て総合格闘家への転身を決めた国士舘大学4年生の石井慧選手(22)。彼が目指している世界こそこのUFC、アメリカが誇る世界一の総合格闘技団体である。

しかし、選手の中には使用禁止のペインキラーや興奮剤、ステロイド剤に手を出したり、逆にリラックス目的のドラッグやアルコールでダメになっていく選手も多い。そして、とにかくお金を儲けたいハングリーで気性が荒い男ばかりの、厳しい勝負の世界である。

3月の渡米が決まっているというが、厳しい中であっても決して悪い連中とツルむことのないよう祈りたい。今回のジャスティン・エイラーズの事件でも分かるが、相手は格闘家だから素手ではかなわないという心境で、とっさに銃を取り出した可能性も高い。とにかくトラブルに巻き込まれないよう、十分に気をつけて欲しいものである。

(編集部 Joy横手)

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