「ユニクロ=ダサい」は過去のもの?
2008年12月26日08時15分 / 提供:Elastic
アパレル業界では、今年はユニクロのほぼ独り勝ち状態でした。11月には過去最高の売り上げを記録し(前年同月比で32.2%増)、日経MJが発表した2008年のヒット商品番付ではH&Mと共に横綱に格付けされ、そして、つい先日も、経営手腕が最も優れている「今年の社長」に柳井氏が選ばれました。景気が悪くなる度に、ユニクロの躍進が話題になりますが、今と昔では決定的に違うものがあります。それはユニクロのイメージです。昔は「フリース」の大ヒットで「ユニバレ」という現象が広がり、ユニクロは「ダサイ」「恥ずかしい」と敬遠され、ファッション好きは見向きもしなかったのですが、今は「ヒートテック」や「ジーンズ」が大ヒットしても、あまり「ダサい」「恥ずかしい」という声を聞かなくなったのです。それどころか、6月27日の繊研新聞で「ファッションの専門学生が買うブランドNO1」に選ばれていて、ファッション好きからも支持されているくらいです。
これは、ユニクロのイメージが変わってきているのではないか、と思ったので、ファッション好きが多いElastic読者にユニクロのイメージ(ダサい・ダサくない)を聞いてみることにしました。アンケートの集計期間は12月13日から20日までの1週間で、計1,725票集まりました。はたして今のユニクロのイメージはどうなのか。ダサいのかダサくないのか。それでは結果はこちらです。
■アンケート結果
「ダサくない」と回答した人が74%と圧倒的です。ファッション好き(こだわりが強い人)が多く集まるElasticでこの結果なので、実際は、もっと「ダサくない」の割合が高いと思います。コメントも100件以上寄せられましたので、興味深い意見をいくつか紹介したいと思います。
■ダサい派の意見
昔よりファッション性が向上しているのは認めながらも、「あらゆる人が良いカジュアルを」と誰にでも着れるものを販売しているので、そのコンセプト上、どうしても、こだわりが強い人たちの目にはダサく映るようです。
■ダサくない派の意見
ダサいダサくないはセンスや着こなし次第という意見が多かったのですが、全身ユニクロは厳しい、という意見も目立ちました。
■ユニクロのイメージがダサくなくなった理由
2006年、ユニクロがNYに進出する際、『週間朝日』で柳井氏の独占インタービューが載っていたのですが、そこでこんなことを述べていました。
2006年は今までのイメージを払拭するために、思いっきり「ファッション」の方に力を入れたという発言です。その象徴的なものが、世界各国の著名デザイナーを招いたコラボレーション「デザイナーズインビテーションプロジェクト」だと思うのですが、この2006年を境に、ユニクロが急激にファッション性を高めていくのですね。それによって、ファッション好きの目もユニクロに向くようになります。そして、そこにタイミングよく、2007年くらいからファストファッションブーム(本格化したのは2008年)がやってきたのです。ファッションスナップ(ストリートスナップ)で、ユニクロをおしゃれに取り入れる人がたくさん登場したのです。「ユニクロは着る人のセンスが問われる服」という価値観が広がっていき、ファッション誌やネットのストリートスナップで、その成功例がリアルに提示されているので、それを実践できないのは(ユニクロをダサいと決めつけるのは)、センスがないからだ、という場が生まれていったのです。もちろん理由はこれだけではありませんが、ここ数年のストリートスナップの盛り上がりを考えると、ストリートスナップの影響は大きかったのではないでしょうか。
来年も引き続き、ファストファッションブームが続くと思いますが、「安い服を着こなす=おしゃれ」という価値観(トレンド)がまだまだ広がっていくでしょう。ユニクロの好き嫌いは人それぞれですが、ユニクロに昔のイメージを持っている人は、一度、お店に行ってみてはどうでしょうか。イメージが変わるかもしれませんよ。
Elastic - ファッション、女性誌、トレンドをウォッチするブログ
これは、ユニクロのイメージが変わってきているのではないか、と思ったので、ファッション好きが多いElastic読者にユニクロのイメージ(ダサい・ダサくない)を聞いてみることにしました。アンケートの集計期間は12月13日から20日までの1週間で、計1,725票集まりました。はたして今のユニクロのイメージはどうなのか。ダサいのかダサくないのか。それでは結果はこちらです。
■アンケート結果
「ダサくない」と回答した人が74%と圧倒的です。ファッション好き(こだわりが強い人)が多く集まるElasticでこの結果なので、実際は、もっと「ダサくない」の割合が高いと思います。コメントも100件以上寄せられましたので、興味深い意見をいくつか紹介したいと思います。
■ダサい派の意見
「古着屋などを回って、自分に合いそうな珍し目の服を探すのが好きなので、ユニクロのあの統一感がどうにも・・・。昔、安さ優先で買ってたユニクロ製品は今となっては自分の黒歴史です。あのTシャツで外い出てたのかと思うと恥ずかしくなります。でも、最近は行ってないから今度覗いてみようかな。また価値観が変わるかも?」
「ダサいとは違うかもしれませんが、低価格でかなりの生産量でデザインもシンプルで使いやすいので必然的に着る人が多くなるわけで・・・。多くの人とかぶる服を着ている人がカッコイイとはおもえませんわwそれをおしゃれに着こなしてる人がカッコイイとか、はい、そうですかって感じですしね;」
「インナーとしてはとても優秀でヒートテックのおかげで、アウターのチョイスの幅が広がりました(=アウターの防寒性をあまり気にしなくてよくなった)。でもやはりデザイン的にみて主役は荷が重く、朝起きてクローゼットを覗いたとき今日はこれで行こう!とは絶対に思わせてくれない名脇役です」
「昔よりはデザイン、パターン共に良くなったと思うが、オシャレとは言い難い。良い意味でも悪い意味でも「使える普段着」の域を出ていないので、ユニクロだけを単体で着用するのにはまだ抵抗がある」
「自分が着ているのをイメージして、他人に「それユニクロ?」と言われたら恥ずかしく思うので。「あえてユニクロ」みたいなのもあると思うのですが、「あえて」って結局のところダサいというのが前提にあるのではないかと思います」
昔よりファッション性が向上しているのは認めながらも、「あらゆる人が良いカジュアルを」と誰にでも着れるものを販売しているので、そのコンセプト上、どうしても、こだわりが強い人たちの目にはダサく映るようです。
■ダサくない派の意見
「ユニクロ=ダサいと一元的に決め付けている価値観を持っている人が一番ダサいと思います。どこのブランドでも良いアイテムとダサいアイテムはあると思うし、ハイファッションでも奇抜だったり「いかにもオシャレしてます」な着こなしは個人的にダサいと思います」
「ダサくはないんですよね。ただ難しい。色展開が多いようでいて微妙に足りない。微妙なところで欲しいものがない。可愛く着てる子もたくさんいるのですが」
「ベーシックアイテムをユニクロで、それに+αのアレンジで、オシャレの可能は広がると思います。ユニクロをダサくするか、ダサくしないかは、着る人のセンスによるのでは?」
「メインにもってくることこそ無いものの、そこそこの頻度で来店・購入しているのも事実。ユニクロを否定することはもはや自己否定になってしまう気が」
「まったく味のないファッションなので、全身ユニクロならダサくなるとは思うのですが、全身同じブランドで固めるという人はそうそういないでしょう。全体的にみるとダサいかもしれませんが、1点1点で見ると何も思わないので、ユニクロ着用=ダサいとは思わない、ということで」
ダサいダサくないはセンスや着こなし次第という意見が多かったのですが、全身ユニクロは厳しい、という意見も目立ちました。
■ユニクロのイメージがダサくなくなった理由
2006年、ユニクロがNYに進出する際、『週間朝日』で柳井氏の独占インタービューが載っていたのですが、そこでこんなことを述べていました。
「我々が目指すのは、シンプルでベーシック、そこにファッションが少し入っているというスタイルです。つまり、誰でも着られる服ですよね。ただ、いままでベーシックばっかりだったでしょう。だから1度そっちの方向に思いっきり振らないと直らない。確かに、今シーズンは行き過ぎだったかもしれないと思います。だけど、これは意識的に振ったということなんですよ。
2006年は今までのイメージを払拭するために、思いっきり「ファッション」の方に力を入れたという発言です。その象徴的なものが、世界各国の著名デザイナーを招いたコラボレーション「デザイナーズインビテーションプロジェクト」だと思うのですが、この2006年を境に、ユニクロが急激にファッション性を高めていくのですね。それによって、ファッション好きの目もユニクロに向くようになります。そして、そこにタイミングよく、2007年くらいからファストファッションブーム(本格化したのは2008年)がやってきたのです。ファッションスナップ(ストリートスナップ)で、ユニクロをおしゃれに取り入れる人がたくさん登場したのです。「ユニクロは着る人のセンスが問われる服」という価値観が広がっていき、ファッション誌やネットのストリートスナップで、その成功例がリアルに提示されているので、それを実践できないのは(ユニクロをダサいと決めつけるのは)、センスがないからだ、という場が生まれていったのです。もちろん理由はこれだけではありませんが、ここ数年のストリートスナップの盛り上がりを考えると、ストリートスナップの影響は大きかったのではないでしょうか。
来年も引き続き、ファストファッションブームが続くと思いますが、「安い服を着こなす=おしゃれ」という価値観(トレンド)がまだまだ広がっていくでしょう。ユニクロの好き嫌いは人それぞれですが、ユニクロに昔のイメージを持っている人は、一度、お店に行ってみてはどうでしょうか。イメージが変わるかもしれませんよ。
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