かつてイングランド代表のファビオ・カペッロ監督は「ウェンブリーでの試合はやりにくい」と言った。アウェー11連勝というプレミア記録を打ち立てたチェルシーのスコラーリ監督は「アウェーの方がいいプレーができる」とのコメントを残している。

アーセナルのベンゲル監督もそれに同意する。彼は近年“ホームアドバンテージが失われつつある理由を次のように分析している。

「アーセナルも今はアウェーの方がいい試合をしている。理由は二つだ。まずは多くのチームがシステムを変え、1トップを採用するチームが増えたこと。二つ目はチームの戦い方が変わり、カウンターとセットプレーを重視するようになったことだ」

今季プレミアリーグのホームチームの勝率は41,6%と、欧州5大リーグで最も低い数字。イタリアセリエAの57,4%と比較するとその差は浮き彫りとなっている。自陣に引くチームが増え、イングランドの魅力でもある行け行けサッカーが消えていくのは、少し寂しい気がするが。