これぞ機械設計の醍醐味! 最新鋭洗車機を開発する魅力
遠藤: キーワードは「エコ」ですね。環境にやさしい薬剤をメーカーさんに開発していただいたり、リサイクル水を使って洗浄できる仕組みを考えたり、という工夫が求められています。
きゃ: なるほど〜、それって今の時代のトレンドと一緒ですね!
遠藤: ほかにも、より人に優しく、親切に作る傾向が加速しています。急発進すると危ないですよとか、あのランプのところに進んでくださいとか、細かく指示を出して、お客さんが混乱しないよう、ユーザビリティに配慮するようになりました。
■3つの職場の魅力No.2:洗車機には、機械設計の面白さがギュッ!と詰まっている
きゃ: さっそく実際に洗車機を作っている広〜い工場に案内していただきました♪ 少しずつ洗車機が組み上げられていく様子が面白い!
この、上の写真にあるスケボーみたいなものはなんですか? あ、わかった、洗車機の中でスケボーができる新機能ですね!?
市川: いやいや、違いますよ(笑)。これは、車体の下を、洗車機と連動して併走しながら洗える部品です。車体の洗浄に合わせて動くので、下面もきっちり洗えるんですよ。これは当社が独自に開発したものです。
きゃ: へえー! 知りませんでした!
市川: 当社がパイオニアになったメカニズムっていろいろあるんですよ。新しいものに貪欲で、新しいことを考え出すのに自由な社風があるんです。私は洗車機の機械設計が担当なのですが、技術者からの提案も聞いてくれます。
きゃ: そういう社風がこういった進歩に結びついているんですね。私、なんとなく洗車機って傷がつくんじゃないかとか、手洗いに比べてちゃんと洗えないんじゃないかとか思っていました。
市川: 洗車機で車体が傷つくなんて、今どきありませんよ(笑)。ヘタに手洗いするよりも傷つかずにきれいに仕上がります。今の新車って、販売前にすべて洗車機にかけてから出荷されているんですよ。
きゃ: なるほど〜、そうなんですね。
市川: 洗い上がりにしても、先ほどのように車体の下もきちんと洗いますし、当社の洗車機はエリアセンサー付きのものが主流で、洗いながら車体の形や車高を自動で判断して洗うので、洗い漏れは少ないです。
きゃ: センサーで自動判断……そこまで進歩していたとはっ。市川さんにとって、そんな洗車機設計の魅力はどのような点でしょう?
市川: 機械設計のいろいろな要素が詰まっているところですね。
きゃ: おっ。そうなんですか?
市川: 洗車機って部品が多いんですよ。例えば、上横のブラシを駆動させる、ドライヤーから送風する、洗車機をレールに沿って走らせる、薬剤を噴射する、水を排水する、などなど……。さまざまな部品を適切なときに動かさなければいけないし、それらを連動させなければなりません。
一つひとつのパーツの動きを作り込むのに加えて、それを連動させて、しかもちゃんと傷つけない加減で、漏れなく洗い上げる洗車機を設計するのは大変で、経験と技術が必要です。機械設計のさまざまな要素が1台にギュッと詰まっていて、飽きないというか、面白いですね。
きゃ: たしかに! これだけ部品が多くて、しかも一つひとつがアップデートされていくんですものね。スペシャリストになるのは大変そうです。市川さんは入社されてからどうやって熟練してきたのでしょう?
市川: まだまだすべてわかっているわけではありませんが、最初は小さな機構から任されて、次第に全部を見られるように導いてもらったという感じですね。
うちは上下関係がガチガチしていなくて、フラットな社風なんですよ。だから、高圧的には言わずに、ある程度好きなようにさせてくれます。でも、ここぞというときにはしっかり先輩方がサポートしてくれるんです。
きゃ: なるほど〜。新しいものに貪欲で、フラットな社風ってステキじゃないですか☆ エンジニアさんたちにとっては何よりの環境だと思います!……≫続きはこちら
■関連リンク
・livedoor キャリア
■ケータイ関連リンク
・モバイル版 livedoor キャリア