マニア垂涎!? リアルな鉄道シミュレーションを作る職場
一瞬、ホンモノ?と見間違うばかりにリアルな鉄道車窓が映し出されたスクリーンに、思わずきゃんちも興奮! 今回は鉄道ファン必見の、そのスクリーンの裏側にある開発舞台裏にテックハニーが潜入する。

エンジニアのみなさん、こんにちは! テックハニーきゃんちです。
さて、今回訪問するのは、電車やバスの車体を改造・メンテナンスしたり、乗務員教育ソフトを作成したりしている企業さんです。電車関係の企業さんをレポートするのははじめてなので、ワクワクしてます♪ では、行ってきます☆

■今回訪問した企業:東急テクノシステム株式会社
1940年設立。2008年3月に、社名を東横車輛電設株式会社から東急テクノシステム株式会社へと変更。鉄道車両やバス車体の改造・メンテナンス、乗務員・駅員教育マニュアルソフトや訓練用シミュレータの開発・制作、鉄道電力工事などを行っている。

■今回案内役のエンジニア:三隅 誠さん(26歳)
今回ターゲットとなるエンジニアは、交通事業本部 電子開発部の三隅さん。電車の運転士を目指す人に向けて、教材ソフトを開発している。自分の仕事を「勉強することがたくさんあるから飽きない」と評する、向上心にあふれた若手エンジニア。

■クローズアップ1:お仕事の中身 
きゃ: こんにちは! テックハニーきゃんちです。さっそく東急テクノシステムさんの作っておられるソフトを操作させてもらってます!うーん、けっこう難しいっ。

三隅: なかなかお上手ですよ(笑)。

きゃ: 私がなにを操作しているかというと、電車の運転台なんですよ、これ! 窓の外の景色もすっごくリアルで、街の風景なんかも再現されています! なんというか…ゲーム「電車でGO!」のスペシャル版という感じで、楽しいっ(笑)。

三隅: 景色は運転台から撮影した画像をもとに詳細に作っています。実際に訓練するためのシミュレーションソフトなので、リアルに作る必要があるんですよ。雪を降らせたり、雨にしたりして、視界を確認することもできますよ。

きゃ: すごいすごい。実用品だということはわかるのですが、でもこうやって動かしていると、ゲーム好きの私としては、なんだかワクワクしちゃいます(笑)。こういったものをこちらでは製作していらっしゃるんですね。

三隅: そうですね。運転士訓練ソフトのほかに、線路火災や地震など異常時の乗務員や駅員の訓練ソフトや、昔の列車事故をコンピューターグラフィックスとナレーションで詳細に再現した映像なども当社で開発しています。昭和37年の三河島事故など、大規模な事故は、映像として残っていないので、裁判記録から映像を起こすんですよ。後の教訓になりますから。

きゃ: なるほど。電鉄関係の教育ソフトをいろいろと作っておられるんですね。三隅さんも、その開発をなさっているんですか?

三隅: 私は、その中でも、運転士になるためのCAIソフトを開発しています。運転士の資格を取るためのテキストがあるのですが、ただ読むだけでは覚えにくいでしょう。電車の構造をイラストで再現して、ナレーションと併せて、よりわかりやすく解説するようなソフトを作っています。シナリオを書いたり、イラストとナレーションを併せてソフトウェアに実装したり、あとは制作進行のディレクターのようなこともやっていますよ。

きゃ: それって、電車の構造とか操作について、知識がないと作れないですよね? 何か電車関係のお仕事をされていたんですか?

三隅: いえいえ、私は新入社員として入社してから、ずっとこの会社にいます。こういったソフトを作るためには、ただテキストをとおり一遍読んで、そのとおりに作ればいいというものでもないので、勉強、勉強です。