リーガ16節対マジョルカ戦を控えマジョルカ島入りをしているセビージャ。滞在中のホテルで事件は起こった。ロビーでスペインのスポーツ新聞“AS”のセビージャ担当記者とすれ違ったモスケラはその記者に近づき、「今後も俺のことを書き続けたらお前に何か危険なことが起こるぞ」と脅迫した。

 これを見ていたセビージャのチーム代表クリストバル・ソリア氏が仲裁に入り、大事には至らず一触即発は免れた。このセビージャ担当記者は、「モスケラが私の方に近寄り、ASの記者だと分かったとたんに侮辱してきた。私は何も言っていない」と明らかにした。

 モスケラは27歳のコロンビア人DF。2007年夏、メキシコのパチューカからセビージャへ移籍した。移籍金は800万ユーロ(約10億円)。1年半セビージャでプレーしているが、怪我もあり期待された活躍ができていない。

 UEFA杯対サンプドリア戦では怪我を負った右SBコンコに代わり後半出場したが、ミスを連発。この記者は試合後のレビューをAS紙に書いているが、モスケラ出場で流れが変わり0-1敗戦の原因になったと解釈できる内容で批判していた。

(スペイン通信)